新元号を寿ぐ 「令和」をかたどったアイシングクッキーが美麗!

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2019年04月03日 15:41  おたくま経済新聞

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新元号を寿ぐ 「令和」をかたどったアイシングクッキーが美麗!

 4月1日の新元号の発表は、今上天皇がご健在の中での改元。これまでの改元とは違って祝福ムードにあふれています。そんな新元号をかたどったものが、テレビやネット上でもいち早く紹介されています。その一つとして、雅やかな美しさを感じさせられるアイシングクッキーもSNS上で話題となりました。


【さらに詳しい元の記事はこちら】


 このアイシングクッキーが作られていく過程をツイッターに投稿したのは、お菓子絵本作家である上岡麻美さん。「令和をイメージしてアイシングクッキーで作ってみました」と、文字をデコレーションしていく様子をタイムラプス動画で投稿しています。


 土台となっているクッキーは、美しい明朝体でそれぞれ「令」「和」の2文字。そのクッキーに様々な色のアイシングを乗せ、その上からグラデーションを施したり、模様を描いたりするなど、緻密な表現が完成していくさまが映し出されています。令和の「令」の字は、上半分が柔らかな色合いな、日本の伝統色で言うところの葵色(あおいいろ)という紫、下半分はふんわりとした黄色。「和」の字は、上半分が日本の伝統色で言うところの聴色(ゆるしいろ)というピンク味のある色、下半分は瑞々しさも感じられる若緑色。


 そこに、令の字には白のアイシングでグラデーションがかった感じにしたり、松葉色の様な緑で市松模様を施したり。さらに一重梅と呼ばれるピンクの色味で梅の花をアイシングで咲かせ、白い小花や、浅葱色に近い青で菊の御紋を模した模様などを施しています。和の字には、深紅の花びらに白の縁取りを効かせた桜の花を咲かせ、同色の花びらと一重梅色の小花を散らし、練り切りでできた様な紫の花や、令の字と同じく浅葱色に近い青で菊の御紋を模した模様などを施しています。


 この、日本の伝統美を思わせる麗しいアイシングの装飾を見たネット民たちからは、「販売したら絶対買えない値段のやつや…(震え声)」「美し過ぎて食べられない」などの声が相次ぎ、絶賛されています。


 令和のアイシングクッキーを制作した上岡さんは、子育てをしながら時短勤務で働き、家事や育児もこなしている中でこの作品を制作されたのだそう。作ろうと思った切っ掛けは、「発表されて、色々なニュースをみて私も作ってみようかな」と、早速あちこちで紹介されていた元号にちなんだ作品に触発された模様。アイシングの色やデザインについては、ご家族でわいわいと意見を出しながら決めたそう。「春をイメージして、桜のピンクと緑を追加しました。単色ではなくグラデーションにして、優しく仕上げました」ということで、模様は日本だから和柄にとこの模様を施したのだそうです。


 土台となったクッキーは、元号が決まった1日に40分かけて作り上げ、翌2日には朝4:30に起きてアイシングを作り出したそう。午前8時までに朝食づくりや子どもさんの保育園の支度などを済ませて出勤するという時間の制約がある中で、これらの家事育児をこなしながらも7時半には作り上げることができたのだとか。素晴らしいバイタリティー……!!


 そんな、アイシングクッキーをはじめ、お菓子作りが大好きな上岡さんの中の代表作ともいえるのが、「不思議の国のアリス」をモチーフにし、たくさんのアイシングクッキーやお菓子たちをひとつの絵本に仕立てた「sweets in wonderland」。こちらはクラウドファンディングで制作し、絵本と出来上がったクッキーたちは支援者の元へと旅立っていったそう。どのページにも、色とりどりのクッキーたちが華やかに飾り、ストーリーを展開しています。


 上岡さんのこれまでの作品の数々は、ツイッターやインスタグラムで見る事ができますので、お菓子の世界に浸りたい!という人はぜひチェックしてみてくださいね。



<記事化協力>
上岡麻美さん(ツイッター:@asami_kamioka インスタグラム:asami_kamioka)


(梓川みいな)


このニュースに関するつぶやき

  • 日本の美を凝縮したような作品�Ԥ��Ԥ��ʿ�������金粉も入っているかな?
    • イイネ!6
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