民家の畑で不発弾が自然発火 近隣住民ら緊急避難(台湾)

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2019年07月17日 15:22  Techinsight Japan

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1940年代のものとみられる不発弾が発火(画像は『聯合新聞網 2019年7月17日付「民宅後冒火煙 高溫讓75年未爆彈自燃」(記者林昭彰/翻攝)』のスクリーンショット)
台湾・新北市淡水区にある滬尾砲台公園付近の畑で16日午後、火と煙を上げている不発弾が見つかった。回収にあたった陸軍によれば第二次世界大戦時に使われた黄リン弾とみられる。けが人はなかった。『聯合新聞網』『中時電子報』などが伝えている。

不発弾が見つかったのは16日午後5時20分頃、自宅の裏庭で爆弾のようなものから白い煙が出ていると通報があった。駆けつけた警察官と消防隊員は安全確保のため8軒の近隣住民14人を緊急避難させ、半径90メートルを警戒区として一時封鎖した。

不発弾を発見したのは家主である胡さん(56歳)で、自宅後方の山の斜面にある畑から火と煙が出ているのを見て慌てて通報したそうだ。当時爆弾は長さ約30センチ、幅約15センチが地上に出た状態だった。胡さんは、「少し前に連日続いた豪雨の影響で地上に出てきたのではないか」と話している。

陸軍の爆発物処理班によれば、掘り起こされた爆弾は全長90センチで爆破範囲は半径約90メートルに及ぶという。連日の猛暑で黄リンが自然発火したもようで、関係者の話では1945年の台北大空襲に使われた連合軍の黄リン弾の可能性があるとみられている。

画像は『聯合新聞網 2019年7月17日付「民宅後冒火煙 高溫讓75年未爆彈自燃」(記者林昭彰/翻攝)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)

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