“YouTuberダルビッシュ有”の活動が本格化 メジャーのエース、なぜ表現の場を動画に?

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2019年09月06日 07:41  リアルサウンド

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動画サムネイルより

 メジャーリーグ シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手が9月2日、自身の公式YouTubeチャンネルに「ビジュアライズトレーニング」と題した動画を公開。8月28日にライブ配信サービス『SHOWROOM』で生配信を行ったことも含めて、動画を通じた活動を活発化させている。


(参考:ダルビッシュ有、登板後にまさかのSHOWROOM配信! ファン垂涎の“変化球講座”も開講


 前半戦の不振が嘘のように、オールスターゲーム明けから圧巻のピッチング披露し続けているダルビッシュ。本業の好調ぶりが影響しているのか、最近は、テレビやネットのニュース映像だけではなく、本人が発信する動画の中でも、マウンドに上がっている姿とはまた一味違った活躍ぶりを垣間見ることができる。


 最近、彼が世間を驚かせた「ネットの活動」といえば、ライブ配信サービス『SHOWROOM』にて「ダルビッシュの部屋」を立ち上げたことだろう。現役メジャーリーガーが個人的に生配信をすることもさることながら、シーズン中に、しかも8回1失点で5勝目を挙げたニューヨーク・メッツ戦のわずか数時間後に行ったという事実もすごい。配信中に見受けられた「張本(勲)さんをシェンロンで消したいですか?」といったファンからの直球質問に対して、「張本さん自体嫌いじゃないけど、あのコーナーを消したい」と答えるシーンなどは、生配信ならではの緊張感があった。


 また、この『SHOWROOM』配信では、スプリットやカットボールといった変化球の投げ方を解説する場面があった。1流メジャーリーガーが快刀乱麻のピッチングを披露した数時間後に開く「変化球講座」の価値は、言うまでもなく計り知れない。今回公開された「ビジュアライズトレーニング」も、ダルビッシュの練習風景を収めたファン垂涎の動画だ。ここで披露されるトレーニングはいわゆる「シャドーピッチング」のようなもの。映像ではダルビッシュがブルペンでボールを握り、リリースしない“エアー投球”を繰り返している。


 映像だけ見ると、どんな意味があるトレーニングなのか、正直わかりにくい。けれども、概要欄に「自分のはフォームより各球種の軌道のイメージをしたり、対打者想定もします」「タオルよりボールを持つことをオススメします」と本人によるものと思われるメッセージが添えられており、とても親切。コメント欄には、 「すごく綺麗でいつまでも見ていられる」「やっぱプロフェッショナルだわ」「貴重動画ありがとうございます!」など、ファンから称賛の声が寄せられている。


 Twitter上であらゆる世間的関心事に言及するなど、ダルビッシュはもともとネット上での発信に積極的な人物として知られている。時に、テキストだけのメッセージがあらぬ誤解を招き、炎上することも珍しくない。そんな彼が自分の活動や考えをより多角的かつ明確に伝えられる手段として、動画に行きついたことはごくごく自然なことのようにも思える。


 今はシーズン真っただ中。オフシーズンになり、いくらか余裕ができた時、ダルビッシュがどんな動画活動を展開するのか期待してみたい。


(こじへい)


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  • そういえばmixiニュースの定期便だった紗栄子記事、パッタリなくなったな
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