ナイキ史上最速ランニングシューズの新作「エア ズーム アルファフライ ネクスト%」が発表、五輪でも着用可

82

2020年02月06日 06:42  Fashionsnap.com

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Fashionsnap.com

NYで発表された新作の「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%」 Image by: FASHIONSNAP.COM/ NIKE
「ナイキ(NIKE)」が、新作のランニングシューズ「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%」(以下、アルファフライ)を発表した。価格は未定だが、発売は春頃を予定する。

 アルファフライは、「ヴェイパーフライ」シリーズの後継モデルとして開発。エリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge)が昨年10月にウィーンで開催されたフルマラソンにおいて、非公式ながら2時間切りを達成したレースで着用したシューズの市販モデルとなる。 アルファフライは1978年の誕生以来ナイキのイノベーションを象徴する素材「ズーム エア」を採用。むき出しになったズーム エア ポッドが前足部に2つ並べて配置されているのがデザインの特徴で、これによりクッショニングとエネルギーリターンの最大化を図る。かかと部分には「ズーム X フォーム」を増量し、靴底の厚さは40mm以下(26.5cm計測時)となっている。
 また、ミッドソールにはスムーズな体重移動で走りに推進力を与えるカーボン ファイバー プレートを1枚搭載しているほか、アッパーは現行モデルの「ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」が織り素材の「ヴェイパー ウィーブ」なのに対し、高温多湿な気候のレースでの着用を考慮した通気性のある編み素材の「アトムニット」を採用。耐久性が向上しており、寿命も従来のモデルよりも長くなっているという。
 トレーニング用では「ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%」が登場。プレートはカーボンではなく合成素材で、「ズーム X」が中足部と前足部のプレートの上に配置されている。衝撃からの保護と耐久性を高めるために、かかと部分には「ナイキ リアクト フォーム」を採用。アルファフライと同じエア ポッドが前足部に使用されている。
 デザインは両モデルともアッパーはブラック、ソールはネオングリーンのカラーリングで仕上げられている。
 厚底シューズを巡っては五輪および五輪選考レースにおいて着用が容認されるか各メディアや専門家の間で議論が白熱化。先日、世界陸連が発表した新規定に新製品であるアルファフライが抵触するかにも注目が集まっていた。ナイキでは靴底の厚さおよびカーボンプレートの使用枚数共に規定に沿っているという認識。

■ナイキの厚底シューズを巡る記事・2020年箱根駅伝往路、区間賞受賞者全員が"ナイキ史上最速シューズ"着用(2020年1月2日掲載)・"ナイキ史上最速"厚底シューズの着用を世界陸連が禁止?海外メディアが報道(2020年1月16日掲載)・ナイキの厚底シューズ論争に決着?世界陸連が禁止を見送りか(2020年1月29日掲載)

このニュースに関するつぶやき

  • ランナー用ではなく、歩くのが辛くなった一般人向けにフィードバックされると良いね。
    • イイネ!5
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(51件)

ランキングトレンド

前日のランキングへ

ニュース設定