7日、リーガ・エスパニョーラ第27節が行われ、MF乾貴士の所属するエイバルとMF久保建英の所属するマジョルカが対戦した。久保は右サイドハーフとして82分まで出場した一方、乾は2試合連続のベンチ外となり、リーガでの日本人対決は実現しなかった。
11分、エイバルはゴール右寄りからFKを獲得すると、DFホセ・アンヘルの左足から放たれた強烈なシュートはバーを直撃。その後も両サイドのMFペドロ・レオンとMFファビアン・オレジャーナを中心にサイド攻撃を展開するエイバルは、マジョルカディフェンスを自陣に釘付けにする。
しかし先制に成功したのはアウェイのマジョルカだった。42分、左サイドから久保が縦に仕掛けると、ペナルティーエリア近くで倒されFKを獲得。MFダニ・ロドリゲスが蹴った鋭いボールは混戦の中でわずかにコースが変わり、そのままゴールに吸い込まれた。
後半になっても劣勢が続くマジョルカだが、78分、敵陣でボールを奪ったMFアレハンドロ・ポソが中央の久保にボールを預けると、右に持ち出した久保が右足でシュート。グラウンダー性のボールは左ポストに当たってゴールに入り、貴重な追加点を奪った。
残留争いに向け負けられないエイバルは92分、右サイドからのクロスをDFペドロ・ビガスがヘディングで合わせ1点を返す。しかしホームチームが追いつくための時間はほとんど残されておらず、試合はこのまま1−2で終了した。
マジョルカにとってこの試合の勝利は、今季のリーガでのアウェイ初勝利となった。次節、エイバルは10日にホームでレアル・ソシエダと、マジョルカは14日にホームでバルセロナと対戦する。
【スコア】
エイバル 1−2 マジョルカ
【得点者】
0−1 42分 ダニ・ロドリゲス(マジョルカ)
0−2 78分 久保建英(マジョルカ)
1−2 90+2分 ペドロ・ビガス(エイバル)