DeNA・梶谷の決勝HRで井納に勝ち星! 投打の“OVER30”コンビが3連勝に貢献

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2020年06月25日 00:00  ベースボールキング

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DeNA・梶谷選手
◆ 指揮官も太鼓判

 開幕から「1番・中堅手」の座をしっかりと手にしているDeNAの梶谷隆幸選手と、先発として5回2失点の粘投を見せた井納翔一投手がチームの3連勝に貢献した。

 2ー2の同点で迎えた5回一死走者なしという場面で打席に立った梶谷が、好投を続けていた中日の先発・山本拓実投手の投じた145キロストレートを捉えると、打球は左中間最深部に届く貴重な勝ち越しホームランに。本人も「完璧です。いいスイングが出来たので、入ったと思って走りました」と納得の一打を放った。

 梶谷は「ヒットは出てないなとは思いましたけど、ボールの見え方などは悪くなかった。ヒットを欲しがるようなバッティングではなく、いつも通りやりたい」と、開幕前の「変えないで貫く」宣言を実行し、結果を手にした。

 また、ラミレス監督に「バットの出し方や足の使い方」などのアドバイスを求めていることも明かし、「バッティングについて聞くことが増えていて、それを取り入れながら結果が出たことはすごい嬉しい」と喜んだ。

 ラミレス監督も「インサイドアウトの手の出し方など、どうやっていたのかを聞かれたので実演した」ことを明かし、「後ろ足の使い方がしっかりと出来ているので、左手の出方がスムーズ。低めを振らなくなり、ボールを見極められて逆方向に引き付けて打てる。今年はホームランの50パーセントが逆方向になるのではないかと思う」と分析した。

 指揮官は「バッティングテクニックは向上していて、安定感も増してきている。3割以上の可能性は高く、もう一度20−20(20本塁打、20盗塁)を達成できるのではないか」と続け、完全復活を予言した。


◆ 粘りの初登板

 一方、先発の井納は2回、高橋周平選手にストレートをレフトスタンドに運ばれて2失点。フォークの落ちが悪く、苦心のピッチングながら「1球1球集中して、高さに気をつけた」投球で要所を締め、5回を96球、8本の安打を浴びながら、与四球1、三振を5つ奪う内容で試合を作った。

 指揮官も「5回2失点は期待通り」と評価し、先発として一定の役割は果たした。結局、5回裏に梶谷のホームランで勝ち越しに成功。リリーフ陣が1点のリードを守り切り、井納はドラゴンズ相手に約2年ぶりとなる白星を手にした。

 今年34歳になった井納と、この夏に32歳となる梶谷。共に苦難の時代からDeNAを支えてきた戦友が結果を残し、チームの3連勝に貢献した。まだまだ若い“OVER 30”のふたりが、経験という名のロープで若いチームを引っ張っていく。


取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)

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  • 20-20でなく30-30、イヤ、トリプル3を狙えると思ってる�ؤ�OK 渡辺?荒川さん?��������
    • イイネ!2
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