“ちくちく”や“ふさふさ” 手触りで札を取る視力ハンデない「目を閉じるかるた」に熱視線 「日本語の教材にも使える」

37

2020年10月12日 19:37  BIGLOBEニュース

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

BIGLOBEニュース

画像提供:辻尾一平(@keltoto) さん

視力によるハンデがない「目を閉じるかるた」がTwitterに投稿され、「日本語の教材にも使える」と注目を集めている。


「目を閉じるかるた」は、読み手が札の「ちくちく」「ふさふさ」「ごつごつ」といった触覚を表す擬態語“オノマトペ”を読み上げ、目を閉じた取り手が該当する札を手触りで探し当てるカルタ。その名前どおり視覚ではなく、触覚の鋭さや擬態語の正しい理解を競うカードゲームとなっている。


このカルタは、グラフィックデザイナーの辻尾一平さんが「手触りにフォーカスすることで、視力によるハンデのないかるたを」と考案したもの。特に「触り心地を想像しつつ、オノマトペの解釈が重複しない」ように気を付けた。また、カルタを入れる箱は、型押しのエンボス加工にして触覚を使うことを強調。タイトルも「手触りかるた」という別案があったが、より用途が伝わりやすい「目を閉じるかるた」にしたと説明している。


辻尾さんは、コストなどの面から「販売は非常に難しいと思います」と語っているが、Twitterでは「どこに行ったら売ってるんでしょうか?」「欲しい!クラウドファンディングで!知育玩具としても!」といった商品化を求める声が殺到。全盲の子どもを持つ親からの「こんなカルタがあるとうちの子も楽しめる」といった声のほか、「海外で日本語を勉強する学習者さんにとって、オノマトペの感覚はなかなか覚え辛い物なのでかなりいい教材になる」といったコメントも複数寄せられ、大きな反響となっている。


目を閉じるかるた


目を閉じるかるた


目を閉じるかるた



辻尾さんのポートフォリオサイト

このニュースに関するつぶやき

  • てかてか ぎとぎと べとべと トカサワリタクナイ プニプニ モチモチ ・・・サワリツヅケタイ
    • イイネ!2
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(19件)

ランキングIT・インターネット

前日のランキングへ

ニュース設定