セレッソ大阪は9日、東京ヴェルディに所属する元日本代表FW大久保嘉人の加入を発表した。同選手がセレッソ大阪に在籍するのは2006年以来15年ぶりとなる。
大久保は1982年生まれの38歳。複数のクラブが争奪戦を繰り広げた末、2001年に国見高からセレッソ大阪に加入する。2004年にアテネ・オリンピックでの活躍を契機として同年11月にマジョルカへ期限付き移籍が決定。その後はC大阪やヴィッセル神戸、ヴォルフスブルグなどでプレーし、2013年に川崎フロンターレに移籍。同年から2015年まで3年連続でJ1得点王に輝いた。2017年以降はFC東京、川崎、ジュビロ磐田でプレーし、2020年に東京ヴェルディへ加入していた。2020シーズンはリーグ戦19試合に出場し無得点に終わった。
キャリア通算ではJ1リーグ448試合185得点、J2リーグ48試合18得点を記録。J1リーグ歴代最多得点数を誇っている。
古巣復帰となるC大阪のクラブ公式サイトでは、以下のようにコメントしている。
「再び、セレッソ大阪のユニフォームを着て戦えることを嬉しく思っています。プロ21年目のシーズン、サッカー選手としての終わりを意識していないといったら嘘になります。だからこそ感じること、見えることもあると思っています。自分の選手生活の最後は”セレッソ大阪”でという気持ちで頑張ってきました。そして、その気持ちを理解してくれたクラブに感謝しています。しかし、ピッチに立てばチームの勝利のために全力を尽くす。それは変わりません。1試合、1試合、1日、1日、覚悟をもって挑んでいきたいと思います」