圧倒的な攻撃力も…バイエルン指揮官、失点の多さは「全員に責任がある」

バイエルンを率いるハンジ・フリック監督が、チームに守備の改善を求めている。9日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が報じた。

　バイエルンは8日にブンデスリーガ第15節でボルシアMGと対戦。2点先取するも3点を奪われ、逆転負けを喫した。9日にライプツィヒがドルトムントに敗れたため首位を維持できているが、バイエルンは第15節終了時点で46得点を挙げている一方、24失点している。これは上位6チームのなかで最も大きな数字で、指揮官が改善を求めるところのようだ。

　フリック監督はボルシアMG戦後、今季、あまりにも多くの失点をしていることに関して、以下のようにコメントしている。

「我々の試合を見れば、どこに問題があるのかはすぐにわかるだろう。我々は失ったボールに対して深さをとって守らなければならない。それを改善しなければならない。最初の失点はダヴィドが最終ラインから出るのが少し早すぎたんだ。実際には下がって深さをとるべきだったが、これを一瞬で判断しなければいけないんだ」

「失点はいつだって腹立たしいものだよ。ここ数試合は、我々が望んでいるようなコンパクトな守備ができていない状況が何度かあったと思う。それは、攻撃から守備に切り替えたときに、全員が後方へ戻ってきているわけではないということと関係がある。結局、守備についても、攻撃陣を含め全員に責任があるんだ。守備陣が攻撃に関与するのと同じようにね」