ビジャレアルに所属するスペイン代表MFダニエル・パレホが、スペインメディア『カデナ・セール』のラジオ番組に出演。ヘタフェでプレーするMF久保建英に言及した。
現在19歳の久保は、2019年夏にFC東京からレアル・マドリードへと完全移籍し、2019−20シーズンはマジョルカへと期限付き移籍していた。今シーズンは開幕からビジャレアルへと期限付き移籍していたが、出場時間に恵まれず、約半年で退団。今冬、今シーズン終了までのレンタル移籍でヘタフェに加入した。
久保とともに約半年間プレーしたパレホは、同選手について次のようにコメント。出場時間を求めてレンタル先を変更した決断に理解を示した。
「彼は(出場時間が少なくても)決して拗ねることなくプレーしていたよ。彼はマジョルカにいたときも、最初の方はあまり出番に恵まれていなかった。僕自身も(2011年夏にヘタフェから)バレンシアに移籍したとき、同じようにあまり出番がなかった。(当時の)僕も同じ決断を下していたかもしれないね」
また、パレホはビジャレアルで活躍するチームメイトなどについてもコメントしている。
「ジェラール・(モレノ)は信じられないような選手だよ。彼の動きからは、(バレンシア時代に同僚だったリーズのFW)ロドリゴを想起するんだ。それに僕らには点取り屋のパコ(・アルカセル)もいる。姿を消しているように見えて、肝心な場面では必ずといっていいほど点を取れる場所にいる。僕たちは野心を抱いた選手たちが集まったバランスの取れたチームだ。経験豊富な選手と若手がうまく融合しているのさ」
「(バルセロナのMF)ぺドリはとても優れた選手だけど、うちのジェレミ(・ピノ)も同じくらいすごい選手だ。どのトレーニングセッションでも、常に全力を尽くしている。彼はきっと偉大な選手になるだろう。彼らには、『どんなときもサッカーを楽しめ』とアドバイスを送りたいね」