楽天・石井一久新監督が“初陣”を飾る 競争激しい「3年目野手」たちが奮起

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2021年02月13日 17:33  ベースボールキング

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楽天・辰己涼介【撮影=2020年2月】
○ 楽天 8 − 3 ロッテ ●
<金武町ベースボールスタジアム>

 楽天は13日、キャンプを張る金武町ベースボールスタジアムにロッテを迎えて練習試合を実施。石井一久新監督にとっては初の対外試合となったが、打線の奮起もあって快勝した。


 序盤は楽天・瀧中瞭太、ロッテ・中村稔弥の両先発が好投を見せ、3回まではスコアレスで進む展開。試合が動いたのは4回、辰己涼介が右中間突破の三塁打でチャンスメイクすると、小郷裕哉の適時打で先制に成功。さらに和田恋と石原彪といった右の大砲候補にも適時打が飛び出し、3点を先制する。

 さらに5回は良いアピールを続けている渡邊佳明の適時打などで追加点を奪うなど、前の回に続いての3得点。その後も6回に1点、7回も1点と小刻みに得点を重ね、7回終了で8−0とリードを拡げた。

 無失点リレーを続けていた投手陣は、8回にイニングを跨いだ引地秀一郎が岡大海に走者一掃の3点適時二塁打を浴びたものの、この日の失点はその3点だけ。最終回は育成契約となった左の渡邊佑樹が変則フォームから力強いボールを投げ込み、8−3で試合を締めくくった。


 オフの大型補強が注目を集めた中、田中将大・則本昂大・岸孝之・涌井秀章の4本柱に続く存在として期待がかかる2年目右腕・瀧中が2回を無失点と上々の仕上がりぶりをアピール。

 野手陣も、不動のレギュラーを目指す辰己涼介を筆頭に、これまでの練習でも好調ぶりを発揮していた渡邊佳明や、同じく一軍定着を目指す小郷裕哉など、2018年ドラフトで入団した“3年目の左打ち野手”が揃って状態の良さを見せており、生き残りをかけた競争は日に日に激しさを増している。

 これから徐々に主力組・ベテラン組が入ってくる中で、石井一久新監督をはじめ、首脳陣からの信頼を勝ち取るのはどの選手か。新戦力はもちろんのこと、その中でより厳しくなった開幕一軍争い、スタメン争いに挑む若手たちからも目が離せない。

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  • 石井監督は、ちょっと頼りなさそうに見えますが
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