『シティーハンター』海坊主、男性としての魅力とは? 一途でシャイな恋愛観を考察

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2021年04月02日 10:01  リアルサウンド

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 漫画『シティーハンター』の主人公、冴羽獠と唯一対等に渡り合える力を持つスイーパーであり、同時に友でもある海坊主こと伊集院隼人。坊主頭にサングラスかけた厳しい大男である海坊主だが、実は心優しく、一途でシャイな一面を持つ。そんな彼の心優しさが出たエピソードを振り返りたい。


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■上官の娘、真希への想い


 獠に「ヴァイオリニストの氷室真希とデートしろ」という、風変わりな依頼をした海坊主。真希の父親は海坊主が傭兵時代、命を救ってくれた上官で、「あしながおじさん」として毎月「ファルコン」の名で援助しており、身代わりでデートしろというものだった。


 「モッコリ」美人とのデート依頼にノリノリの獠。しかし海坊主はつねに2人を監視し、獠が「モッコリ」したところを狙撃しようとするシーンも。また監視時には、カーネル・サンダースに扮装するおちゃめな一面も見せる。


 その後、真希がスネークという人物に狙われていることが発覚。スネークが公園で真希に拳銃を発射すると、海坊主が現れ背中で受けて守る。38口径の弾丸だったが、筋肉で跳ね返してしまったのだ。真希の命は無事だったものの、図らずも真希の前に姿を現してしまった海坊主。


 本名が「伊集院隼人」であることを知ったことなどから、本当の「ファルコン」が海坊主であることに気がつく真希。獠も、その気配を察知していた。


 コンサート会場でスネークを退治した獠と海坊主に、真希は自らの演奏を聞かせるため、家へと招く。翌日、海坊主が部屋を訪れると、獠は部屋に現れない。真希は「冴羽さんは来ませんよ」とポツリ。


 真希は獠から全てを聞いており、「伊集院さん」と声をかける。顔を真っ赤にする海坊主は「その名は止めろ、照れる」と素っ気ない態度を取りつつも真希のヴァイオリンを1人で聴き、翌日ウィーンに出発した彼女を見送った(13巻)


 かつての上官に恩義を感じ、娘に金を送り、さらに敵から身を挺して守る勇気。海坊主の魅力が全て出たエピソードだった。


■美樹への一途な愛


 傭兵時代の同僚、美樹に求婚されるが、「血なまぐさい世界に引きずり込みたくない」と考え拒否する海坊主。苦し紛れに、美樹が獠に10発のペイント弾のうち1発でも命中させることができたら、結婚すると約束する。


 獠は美樹が超美人であることから、「自分が狙いを全て外したら、一発させろ」と要求。美樹はその要求を飲む。嫉妬する槇村香も美樹に協力するが、獠はかわし続ける。様子が気になって姿を現す海坊主に獠は「本当は好きなんじゃないの?」と声をかけるが「俺は、女は嫌いだ」と素直になれない。


 そして香も海坊主に美樹の要求を受け入れるよう説得するが、「愛するものを守り抜く自信がない」と拒否する。しかし本当は愛しているようで、自宅に戻り思い悩む。面会に来た獠に、両親を亡くした美樹に生き抜くため傭兵としての技術を教えたが、「恋や青春を奪ってしまった」と胸中を告白した。


 2人は香と美樹が陰から見守る中、決闘することに。獠の策略で、両者の持っていた銃の中の弾丸は「当たれば結婚」のペイント弾にすり替えられ、両者にペイントがつく。美樹が賭けに勝つ形となった。


 美樹の求婚に茹でダコになる海坊主は「賭けに負けたから仕方ない」「結婚とまでは行かないがパートナーとして置いてやる」と頬を赤く染めながら話した。その後、紆余曲折を経て海坊主と美樹はめでたく結婚することになる。


■魅力に溢れる海坊主


 パートナーへの想いは共通しているが、「モッコリ」で香をヤキモキさせる獠とは対象的に、美樹との純愛を貫いた海坊主。怒らせると怖いが、気は優しくて力持ち。それがサブキャラクターながら、高い人気を持つ海坊主の魅力だろう。


このニュースに関するつぶやき

  • 2回目くらいの登場の時だったと思うけど、獠に騙されて、タキシード着てリカちゃん人形を抱いて、ハチ公にまたがされた姿が最高でした���줷���� (しかも本編とは無関係��������)
    • イイネ!8
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