今月16日、『GoodNewsMovement』でシェアされた1本の動画が多くの人の涙を誘っている。動画はあるレストランの様子を捉えたもので、1人の女性がケーキを目の前に座っているのだが…。
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誕生日ケーキにろうそくを立て、家族や友人にお祝いの歌を歌ってもらう―そんな楽しい誕生日の思い出はいつまでも記憶に残るものだが、なんらかの事情でたった1人で誕生日を過ごさなければならなくなったとしたら、あなたはどうするだろうか。
小さなケーキを買って自宅でひっそりとお祝いをするのか、大好きな場所に行ってリラックスするのか、それとも思い出のレストランに行って美味しいものを食べるのか…。
人によって過ごし方は様々だろうが、ある女性はレストランに足を運び、大きなケーキでお祝いした。しかしながら誕生日をたった1人で祝う客がいることに気付いたスタッフらは、この女性を放ってはおかなかった。そしてこの時の様子は動画に収められ、SNSに投稿されて拡散した。
動画の女性は50〜60代ほどと見られるが、そこがどこの国なのか、どんなレストランなのかは分かっていない。ただ2人用の席に座った女性の目の前には、1人では食べきれないであろう大きなケーキが置かれており、女性はお祈りをすると拍手を始めた。誕生日にはつきものの楽曲『ハッピー・バースデー・トゥー・ユー』を歌っているのだろうか。女性は首を振ってリズムを取っており、ケーキには火のついたろうそくが1本だけ立てられている。
するとそこにレストランのスタッフらが数人やってきて、女性に合わせて拍手を始めた。
下を向いていた女性はすぐに気付いて顔をあげ、スタッフに飛び切りの笑顔を見せたが、再び下を向くと両手で溢れる涙を拭いた。
レストランのスタッフはその後、女性に優しくハグをして言葉をかけており、女性は何度か頷くと嬉しそうに笑った。
この動画はすでに再生回数が310万回を超えており、次のような温かいコメントが多数届いている。
「なんて素敵なのかしら!」
「素晴らしい誕生日だったことを祈ってるよ。」
「人を思いやることって美しいと思う。」
「神様は天使を送ってくれたんだよ。小さな親切と言えばそれまでだけど、この女性にとっては大きな意味があったと思う。」
「どんな事情があるにせよ、1人の誕生日はつらいよね。私も涙が止まらなかった。」
「この世もまだまだ捨てたもんじゃない。」
「この女性がどんな人生を歩んできたのかは分からないけど、いつも大きなケーキでお祝いをしていたのだろう。切ない。」
「人の温かさに涙。」
「レストランのスタッフに感謝!」
ちなみに2016年には、
学校で1人でランチを食べる自閉症の男児に米大学のフットボールチームで活躍する選手が声をかけ、一緒に食事をする様子がSNSに投稿され話題となった。男児はこれ以降、1人で食事をすることがなくなったという。
画像は『GoodNewsMovement 2021年7月16日付Twitter「Woman who is celebrating her birthday」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)