マンチェスター・Uは24日、オーレ・グンナー・スールシャール監督との契約を2024年6月30日まで延長したことをクラブ公式サイトで発表した。なお、契約には1年の延長オプションが付帯している。
現在48歳のスールシャール監督は現役時代、1996年夏から2007年夏にかけてマンチェスター・Uでプレー。「童顔の殺し屋」の異名を持つストライカーとして活躍し、公式戦通算366試合の出場で126ゴールを記録した。1998−99シーズンのチャンピオンズリーグ決勝バイエルン戦では途中出場から試合終了間際に決勝点を挙げ、クラブに2つ目の“ビッグイヤー”をもたらしたことでも知られている。
スールシャール監督は現役引退後、マンチェスター・Uのリザーブチームや母国モルデ、カーディフ・シティの監督を歴任。2018年12月、ジョゼ・モウリーニョ前監督の後釜としてマンチェスター・Uの暫定監督に就任すると、19試合で14勝2分3敗とチーム再建に成功し、2019年3月から2022年6月末までの契約で正式監督に就任した。
正式監督に就任して以降は、公式戦通算132試合を指揮し、71勝30分31敗の成績を収めている。2020−21シーズンはプレミアリーグ2位とヨーロッパリーグ準優勝にチームを導いた。
スールシャール監督はマンチェスター・Uの公式サイトを通じて、次のようにコメントしている。
「私がこのクラブに抱いている思いは誰もが知っていることであり、この新しい契約にサインできたことを嬉しく思っている。今、マンチェスター・Uはエキサイティングな時期を迎えている。成功に貪欲な若者と経験豊富な選手をバランスよく配置したチームを作り上げた」
「私たちは皆、旅の新たな一歩を踏み出す準備ができている。マンチェスター・Uは、最も偉大なトロフィーを獲得したいと考えており、それが私たち全員の目標だ。私たちはピッチの内外で成長してきたし、成長はこれからのシーズンも続くだろう。満員の『オールド・トラフォード』で指揮をとり、シーズンを開始することが待ち遠しいよ」