空手形の“初代女王”サンドラ・サンチェス選手、コーチの夫との結婚記念日に金メダル獲得

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2021年08月07日 16:11  Techinsight Japan

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空手女子形で金メダル獲得したサンドラ・サンチェス選手(画像は『Sandra Sánchez 2021年8月5日付Instagram「CAMPEONA OLÍMPICA」』のスクリーンショット)
5日に行われた東京オリンピック・空手女子形の決勝で、スペイン代表のサンドラ・サンチェス選手(39)が金メダルを獲得した。同競技の初代女王に輝いたこの日は、サンドラと彼女のコーチを務める夫との5回目の結婚記念日という嬉しい偶然が重なった。

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日本武道館で行われた空手女子形決勝で、サンドラ・サンチェス選手が日本代表の清水希容選手(27)を破り、金メダルを手にした。

日本発祥の空手は、今回の東京オリンピックで初めて正式種目として実施された。しかしパリ・オリンピック組織委員会は、競技種目から空手を除外する方針と発表している。

そのため競技の初代女王となったサンドラは「これは、とても特別なことです。だって、これが最初で最後かもしれないのだから」と述べた。

続けて大会開催がパンデミックにより多大な影響を受けたことにも言及、「昨年は多くの人々にとって非常に厳しい年でした。だからこそ、このオリンピックは特別なものとなるのです」と話した。

金メダルを獲得した5日は、サンドラと彼女のコーチを長年務めてきた夫へスース・デル・モラルさんにとって特別な日となった。偶然にもこの日は、夫妻の5回目の結婚記念日だったからだ。


サンドラは「クレイジーよ。一度に沢山のことを感じている。幸せだけど、泣きたい気分。これが現実だと信じるには、もう少し時間が必要だわ」と感激を伝え、夫のヘスースさんに「これは私からのプレゼントよ。あなたからの贈り物は何かしら?」と笑いながら話した。

そんなサンドラは子供の頃にアニメ『ドラゴンボール』の孫悟空に憧れ、現在もドラゴンボールの球を幸運のお守りとして全てのチャンピオンシップに持参しているという。

4歳の頃に空手に興味を持ち、両親を説得して兄パキートさんが習っていたジムで練習を始めた。学位取得後は一旦空手を辞めたが、技術を磨くために有名なコーチであるヘスースさんに何度も頼み込み、ようやく受け入れてもらったそうだ。

その日から2人は一緒に練習したり、ルーティンの計画を行ってきた。サンドラは「辞めるな。不可能を可能にし、現実に変えることができるまで継続するんだ」を座右の銘とし、1日に6時間以上の過酷なトレーニングを積み重ねている。


5日には自身のInstagramで金メダルを手にした際の写真を公開、「オリンピック・チャンピオン」と記して喜びを伝えた。

画像は『Sandra Sánchez 2021年8月5日付Instagram「CAMPEONA OLÍMPICA」、2021年1月29日付Instagram「Se está terminando Enero, cómo lleváis los propósitos de este 2021??」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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