中学受験に憧れるけれど、わが家は貧乏。経済的に余裕がなければ、受験はあきらめる?

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2021年11月17日 10:21  ママスタセレクト

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住んでいる地域によって違いはあるものの、世間には「中学受験は、経済的に余裕がある家庭がするもの」というイメージがありそうです。合格するために通う受験塾の費用、入学後には多額の学費もかかります。国公立の中高一貫校もありますが、受験を必要とする中学校の主流はやはり私立。ごく一般的な公立中学校と比べると、お金がかかるのは仕方のないことかもしれません。

「うちにお金があれば、中学受験できるのに」悔しいママの思い



「中学受験に憧れている」というママからのトピックが、ママスタコミュニティにありました。ただ、投稿者さんの家庭には経済的な余裕がないようです。
『お金がないけど、憧れちゃうのは仕方ないよね。もし家にお金があったら、みなさんは子どもに中学受験させますか?』
投稿者さんは経済的な理由から、わが子の中学受験は難しいと考えているようです。でも、なかなかあきらめきれないようなニュアンスが伝わってきますね。
ママスタコミュニティにも、投稿者さんと同じように考えるママはいるのでしょうか?

わが子に中学受験をさせる(させた)ママ、させないつもり(させなかった)ママ、コメント欄にはさまざまな意見が集まりました。なかには経済的に余裕のある家庭からの意見も、多くありました。ただ、余裕がない家庭とある家庭では、中学受験に対しての意識も大きく違ってくるでしょう。
ここでは「余裕がない」と回答したママたちの意見を中心に見てみましょう。

住んでいる地方・地域によって違う、中学受験への意識


中学受験が一般的ではない地方に住んでいる、あるいはごく当たり前に公立中学校への進学を考えている家庭の回答は、おそらくこうでしょう。
『税金を使ってもらって無料で中学校に通えるのに、わざわざお金を払う意味がわからない』
中学校は義務教育。小学校を卒業してそのまま地元の中学校に通うことに、何の疑問も持たない家庭もあります。

しかしごく少数でしたが、投稿者さんと同じように「本当は行かせたかったけれど、あきらめた」というママもいました。
『うちは無理だから、子どもには申し訳なく思ってる。仲よしのお友達が10人以上いる女子だけど、うち以外全員が受験するそう。お金持ちが多いエリアだから仕方ないけど、まさかそんなに受験するとは!』
中学受験する子の多い首都圏では、珍しくないケースかもしれません。小学生で”経済的理由”といった現実を突きつけられるのはかわいそうな気もしますが、勉強を頑張れば高校受験で挽回できることもあるはず。お嬢さんには前向きな言葉をかけてあげてほしいですね!

余裕はないけれど受験した家庭には、それなりの事情がある


たとえ経済的に余裕がなくても、「なんとかなるだろう」と受験させる(させた)ママたちもいました。
『地元の中学校の雰囲気が悪い。そういうノリについていきそうな息子だから、無理をして私立に行かせた。反社会的なことをするようになったら、お金どころじゃないからね。同級生の多くはお金持ちだから肩身が狭いけど、勉強はできているから頑張ってほしい』
『勉強嫌いのひとり息子。でも頑張って学費を払いながら、貯金している。少しでも質のよい授業を受けて、質のよい友達と過ごして、今の家庭環境レベルから脱出させたい』
わが子のために必死に頑張っている、家族の熱い思いが伝わってきます。入学して「肩身が狭い」思いをすることもあるかもしれませんが、勉強ができれば親子ともに卑屈になることもないでしょう。

コメントにもありましたが、経済的な余裕がなくても中学受験させた多くは「近所にある公立中学校が荒れているから」という理由でした。ちょっと無理をしてでも、受験をさせたい事情があるわけです。

子ども自身に選ばせるのが、もちろん理想的ではあるけれど……


多様な意見が集まったなかで、一番多かったのは「子ども自身の意志を尊重したい」というものでした。
『子どもにどうするかを聞いて、ゆだねる。お金に余裕があるなら、「中受の道もあるよ」と提示はしてあげる。話はするけれど、選ぶのは子ども。だって子どもの人生でしょ?』
『近所の小学校の雰囲気がよいし、大半が同じ中学に進学する。うちも多分そうするだろうけど、子どもの進路は子どもに選ばせたい。高校と大学は、私立でも国立でもいいかな』
これは、どちらも経済的な余裕のあるママたちからの回答です。余裕があるのならこのように、子どもには「受験する」「受験しない」のふたつの選択肢がありそうです。逆に余裕がなければ、「受験する」の選択肢はごく厳しいものでしょう。しかしコメントにもあったように、無理をしても受験をした家庭はあるのです。

投稿者さんのところはどうでしょう? ママだけでなく、お子さんにも受験したいという希望があるのでしょうか? 投稿者さんの中学受験に対する憧れには、どれほどの熱量があるのでしょう? 投稿者さんがパートをかけ持ちするなど、無理をしても叶えたい憧れなのでしょうか。ここは今一度、お子さんと一緒に考えてみてはいかがでしょうか?

文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・善哉あん

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  • 受験用の塾が大変な友人の様子を見て、うちの子は「小学生の時期しか遊べないのに」と悟ったこと言ってた。
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