五輪特別機「みんなのJAL2020ジェット」、全3機の運航終了 “金の鶴丸”見納め

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2021年12月12日 18:31  TRAICY

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東京オリンピック・パラリンピックに向けた日本航空(JAL)の特別デカール機「みんなのJAL2020ジェット」3号機(エアバスA350-900型機、機体記号:JA06XJ)が12月12日、運航を終了した。ラストフライトは沖縄/那覇発、東京/羽田行きのJL912便だった。

「みんなのJAL2020ジェット」は、2019年4月8日にボーイング777-200型機(機体記号:JA773J)を使用した1号機がデビュー。続いて同年7月11日には、ボーイング767-300ER型機(機体記号:JA601J)を使用した2号機が就航した。

3号機は7月20日の東京/羽田〜札幌/千歳線JL515便で運航を開始。1・2号機は公式マスコットの「ミライトワ」と「ソメイティ」を機体側面に大きく描いたデザインだったが、3号機は大会に出場した16人のアスリートを描き、JALのコミュニケーションスローガン「Fly for it!」や「がんばろう日本!」の標語を金色であしらった。左側には内村航平選手(体操)や、同社とパートナー契約を結んでいる錦織圭選手(テニス)など9人、右側には同じくパートナー契約を結ぶ上地結衣選手(車いすテニス)や、同社アスリート社員の加納虹輝選手(フェンシング・エペ)など7人が並ぶ。コロナ禍の世の中を照らして元気を届けたいという思いから、同社として初めて金色で描かれた尾翼の鶴丸ロゴが特徴だった。デカールの面積は400平米で、枚数は224枚にも及んだ。

当初の運航期間は11月末までの約4か月とされていたが、終了時期が繰り下がり12月12日まで運航された。最終日は東京/羽田〜沖縄/那覇線を1往復し、ラストフライトとなった東京/羽田行きJL912便は午後5時38分に到着した。

2号機は昨年11月7日、1号機は今年2月21日に運航を終了しており、3号機のラストフライトをもって全3機の「みんなのJAL2020ジェット」は見納めとなった。なお、3号機の就航に合わせて用意された、金色の特別デザインのトーイングトラクターやコンテナも順次、通常デザインに戻されるという。

■関連記事 さらば“金の鶴丸” 「みんなのJAL2020ジェット」羽田発最終便、金メダリストらが見送り

このニュースに関するつぶやき

  • しかし、このデザインって・・・わざわざ元に戻す必要はあるんだろうか? 経年劣化で塗り替える必要がでるまで使い続けるほうが資源もコストも削減になるんじゃねーの?
    • イイネ!5
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