JTB(ジェイティービー)は、年末年始の旅行動向を発表した。
12月23日から2022年1月3日までの年末年始期間に1泊以上の旅行に出かける人を対象とした調査を行った。国内旅行者数は1,800万人で、前年比80%増、前々年比38.5%減となる見通し。1人あたりの旅行費用は32,000円(前年比3%減)、総旅行消費額は5,760億円(同74.5%増)、平均旅行日数は3.3日(同0.4日減)と推計している。
日並びの悪さによって長期間の休みが取りづらい状況であることも影響した。コロナ前やコロナ禍より旅行支出を増やしたいと考える人も増えた。県民割などを活用した、都道府県内や近隣県などへの旅行が増加し、旅行日数別では1泊2日が5.5ポイント増の36.3%となった。部屋食や個室食を選択、家族・親類や親しい友人以外には会わないと回答する人も増えた。移動自粛要請が出た場合でも、48.6%がそのまま出かけると答えた。
新型コロナウイルスの影響で海外渡航が制限されていることから、海外旅行については調査を行わなかった。