150円で買った指輪、200年の歴史を持つ超レアものと判明(英)

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2021年12月13日 16:31  Techinsight Japan

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リサイクルショップにて約150円で買った指輪(画像は『The Mirror 2021年12月12日付「Antiques Roadshow guest speechless as rare diamond ring bought for £1 soars in value」(Image: BBC)』のスクリーンショット)
イギリス在住の女性がリサイクルショップで約150円(1ポンド)で買った指輪を鑑定してもらったところ、約30万円(2000ポンド)の価値があることが判明した。指輪は英BBCのお宝鑑定番組『アンティーク・ロードショー(Antiques Roadshow)』に持ち込まれたもので、非常にユニークな歴史がある超レアものだという。『The Mirror』『The Daily Star』などが伝えている。

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イギリスに住む女性はある日、リサイクルショップでコスチュームジュエリーとして販売されていた指輪に一目ぼれし、約150円で購入した。コスチュームジュエリーは高価なダイヤモンドや金とは違って安価で、よりデザインを重視したファッショナブルなものが多く人気だ。

「ガラスをセンターに使った、可愛らしいデザインだと思ったの」と指輪の第一印象を明かす女性。ところがお宝鑑定番組の専門家ジョン・ベンジャミン氏(John Benjamin)は、その指輪が「歴史を持つレアものである」と鑑定し女性を驚愕させた。

ベンジャミン氏はまず、金色の指輪の裏側に放射状に広がる直線「サンバースト(太陽光線)」について語り始め、「これは英ジョージ王朝時代によく作られたデザインで、1790年から1800年の間のものだ」と指摘、金色のパーツが22カラットのイエローゴールド(金に銀や銅を混合させたもの)であることを明かした。

まさかの展開に女性が「指輪には品位を証明する刻印もなかった。全く信じられない」と語ると、ベンジャミン氏は「刻印がないのは、イエローゴールドの本体がインドで作られたものだからだ」と説明した。

さらにベンジャミン氏は、中心にあるグレーがかった石をサーマルテスターで調べ、「これは間違いなくダイヤモンド。カットの仕方が非常にユニークだが、ムガル帝国時代にはよく見られたものだ」と明かし、「外側の赤い石はルビーである」と驚きの発言を続けた。

なおイギリスは、16世紀から19世紀半ばまでインドの広い地域を支配したムガル帝国が衰退後、インドを植民地化していった。指輪はそんな歴史に翻弄され、海を渡ったのだろうか。ベンジャミン氏は鑑定後、こんなコメントを述べている。

「この指輪はタージ・マハルの近くで発見され、200年後にイギリスのリサイクルショップに並べられた…。28年間もこの番組をしているけど、こんなケースは初めてだよ。」


そして150円の指輪に30万円もの価値があり、その背後に壮大な歴史を秘めていたことを知った女性は「これまでは箪笥の肥やしになっていたけど、これからは指輪をはめることにするわ!」と笑顔を見せていた。


ちなみに希少な発見といえば、2016年にフィリピンで見つかったモンスター真珠だろう。真珠は34キロと世界最大で、その価値100億円と話題になった。

画像は『The Mirror 2021年12月12日付「Antiques Roadshow guest speechless as rare diamond ring bought for £1 soars in value」(Image: BBC)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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  • 一目ぼれの割に箪笥の肥やし、素材や歴史の割に30万ぽっち。
    • イイネ!4
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