完璧なシルエットの鳥?(画像は『The Dodo 2021年12月2日付「Woman Takes A Picture Of An ‘Awesome Bird’ Then Realizes He’s Not What He Seems」(APRIL ROSE)』のスクリーンショット) バードウォッチングの虜になり、鳥の写真を撮ることに熱中していたアメリカ在住の女性がある日、高い木の枝にいる鳥を発見した。美しいそのシルエットを写真に収めようとカメラを構えてズームすると、思わず噴き出してしまうものが写った。ハチドリのような細長い口ばしをもつ鳥の正体を『The Dodo』などが伝えている。
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米ジョージア州アトランタ在住のエイプリル・ローズさん(April Rose)は、2年前にCanonのカメラをプレゼントとしてもらった時からバードウォッチングに目覚め、外に出れば鳥の姿を探すほど夢中になった。
ある日、外にいたエイプリルさんは高い木の上に美しいシルエットの小鳥を発見した。アオサギやキツツキ、コマドリなど鳥を見つければ何でもカメラに収めていたというエイプリルさんは、すぐにカメラを取りに走った。
「これまでに何度かその鳥を見かけていたので、こんなに長い間そこにいるのはちょっと変だなと思っていました。でもその時は『これはチャンスだ!』と思ったんです。」
「飛び去ってしまう前に急いで撮らないと!」と思いながらファインダーを覗いたエイプリルさんは、まずはズームをせずに写真を撮った。それからよりはっきりと姿が見えるようにズームしてみると、急ぐ必要など無用であったことが判明した。
ハチドリのように細長い口ばしに、頭部にはフサフサの羽毛が生えたこの美しい鳥の正体は、なんと今にも落ちてしまいそうな枯れ葉だったのだ。
エイプリルさんは「ズームして2枚目の写真を撮ろうとした時、『ちょっと待って。これは鳥なんかじゃない』って思ったんです。そのまま2枚目、3枚目の写真を撮って『これ葉っぱじゃない!』と気がついたんです」と笑って当時を振り返る。
まさかの正体に自分でも呆れてしまったエイプリルさんだったが、失敗した鳥の写真を投稿するFacebookグループ「Crap bird photography」で写真を公開すると、多くの人を笑いの渦に巻き込んだ。
「私も鳥だと思って、遠くから缶とか草とか撮ったことがあるよ」
「鳥ではなかったけど、素晴らしい葉っぱの写真だと思う!」
「これを見たら私だって絶対写真を撮っちゃうよ」
「本当に鳥にソックリな葉っぱだね」
「葉を鳥に見間違えるのは私だけじゃないことが分かって安心した」
「最初にこの写真を見た時、本当の鳥かと勘違いしたよ」
鳥の真似をした葉っぱにすっかり騙されてしまったエイプリルさんだが、「本当にクールな形の葉っぱだったし、がっかりはしていませんよ。私の目には今でも鳥に見えますけどね」と写真を撮った甲斐はあったとコメントしている。
なお過去には、庭でうずくまる青いオウムを保護しようとしたら青いブラシだったというケースが話題になり、こちらも大爆笑の声が寄せられていた。
画像は『The Dodo 2021年12月2日付「Woman Takes A Picture Of An ‘Awesome Bird’ Then Realizes He’s Not What He Seems」(APRIL ROSE)』『Crap bird photography / April Rose 2021年11月22日付Facebook「I ran to grab my camera to take a picture of this awesome bird……turned out to be a leaf!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)