小田急電鉄は、特急ロマンスカー50000形「VSE」の定期運行を2022年3月11日で終了すると発表した。
車両の経年劣化や主要機器の更新が困難になる見込みであることから、翌3月12日のダイヤ改正に合わせて定期運行を終了する。その後は臨時ダイヤによるイベント列車などで運行を継続した後、2023年秋頃に引退する予定。運行終了に向け、2022年1月29日からは車体の両先頭部と3・8号車の側面に、利用客への感謝を込めた装飾を掲出する。
VSEは7代目ロマンスカーとして2005年3月にデビュー。同年度のグッドデザイン賞や、2006年の「鉄道友の会ブルーリボン賞」を受賞している。約17年にわたり2編成で延べ600万キロ超を走行し、約2,000万人が利用した。