コメ兵ホールディングスが12月20日、売上の一部を薄外現金として流用する不正行為が行われていたとして、旧ブランドオフの海外子会社であるBRAND OFF LIMITEDの代表取締役らに対して損害賠償請求の訴えを名古屋地方裁判所に提起した。
コメ兵ホールディングスは、2019年12月に田中管財(以下、旧ブランドオフ)の再生支援一環として旧ブランドオフの海外子会社「BRAND OFF LIMITED」と香港の名流國際名品股份有限公司にブランド品や宝石、貴金属、衣料品の小売・買取・卸事業を継承。昨年1月に内部監査担当者らによる臨店の際に、資金を着服していた本人の申告で不正行為が発覚した。訴訟では、不正行為の影響で損害を被った賠償金として約1億2000万円の支払いを求めている。