半年ほど前に義兄の転勤で引っ越してきた義姉(夫の姉)から毎日連絡が来るようになりました。その内容は嫉妬にかられた愚痴ばかり。うんざりする内容です。電話に出なくなると今度は「エミちゃん(私)はずるい!」と嵐のようにメッセージが来るので、夫に相談することにしました。
夫が「何があっても無視して」というので、電話がきてもメッセージがきても、ひたすら無視することにしました。私ももうすぐ臨月なので眠いし、疲れやすいし……ただでさえ体調がすぐれないのに、これ以上ストレスをためたくないです。このまま義姉と接触を持たないで、平穏無事に出産を迎えられたら……と思っていました。
一瞬誰かわかりませんでした。元々綺麗な人だったのですが、まるで別人です。
(怖すぎる……! どうしよう、近くのコンビニへ逃げる……?)
引き返そうとした瞬間、義姉と視線が合ってしまいました。
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すると義姉がこちらに向かってつかつかと歩いてきます。
(な、何……!? 怒鳴られる? それとも……)
ぎゅっと身を硬くして、その場に立ちすくんでいると。
「ごめんなさい……!」
「えっ……?」
「エミちゃんに嫌な思いばかりさせて……本当にごめんなさい!!」
義姉は土下座せんばかりの勢いで謝ってきたのです。正直戸惑いましたが、嘘を言っているようにも見えなかったし、ご近所の目もあるので、とりあえず家に入ってもらうことにしました……。正直、謝罪の言葉をもらえると思っていなかったので、ホッとはしました。義姉にも何か事情があったのだろうと。これでもうわだかまりはなくなると感じました。
後編へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・Ponko 編集・秋澄乃
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