HIS、500億5,000万円の最終赤字　2021年10月期

エイチ・アイ・エス（HIS）は、2021年10月期決算を発表した。

売上高は1,185億6,300万円、営業損失は640億5,800万円となり、純損益は500億5,000万円の赤字となった。赤字は過去最大。前期は250億3,700億円の赤字だった。

旅行事業は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、渡航制限の影響を大きく受けた。テーマパーク事業は、入場者数に一定の回復が見られた。ホテル事業、九州産交グループ、エネルギー事業を含めたすべてのセグメントで損失を計上した。

また、子会社のミキ・ツーリストとジャパンホリデートラベルによるGo Toトラベル事業での不正により、売上高20億100万円、営業利益5億8,700万円、純利益3億9,500万円の会計処理を修正した。

総資産は4,114億4,700万円、純資産は641億4,500万円で、自己資本比率は9．9％に悪化した。2022年10月期の業績見通しは未定とした。