目の前に現れた男の子を押し倒して行進を続ける近衛兵 無慈悲な態度に批判殺到(英)<動画あり>

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2022年01月01日 14:41  Techinsight Japan

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イギリス近衛兵の行動が物議を醸す(画像は『People.com 2021年12月29日付「Royal Guard Mows Over Young Boy in His Path at Tower of London in Viral Video」(CREDIT: ALBERTO PEZZALI/SHUTTERSTOCK)』のスクリーンショット)
世界遺産であるロンドン塔の周囲には、キビキビと行進しながらパトロールを行う近衛兵がいる。このほどそんなパトロール中の兵士の前で立ち止まってしまった男の子が、蹴飛ばされて踏まれてしまいそうになる事故が発生した。男の子を目の前にした兵士に歩みを止めようとする素振りは見られず、あまりに無慈悲な対応に「ここまでする?」など批判の声が殺到している。『The Guardian』などが伝えた。

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英ロンドンにあるロンドン塔では、王宮警護を担う部隊の1つである「コールドストリームガーズ(Coldstream Guard)」がパトロールを行っている。彼らはライフル銃を片手に担ぎ、手足を揃えて機敏に行進する。

ロンドン塔には多くの観光客が訪れるが、同部隊は王宮警護を最優先事項としているため、観光客に対して無礼な対応を取ることでも有名だという。

こうした事実がありながらも、このほど同部隊の兵士が取った行動に多くの批判の声が集まった。問題の行動を捉えた動画には、ライフル銃を片手に2人の隊員が大きく腕を振って行進する姿が映っている。

周囲にいた人々は行進する兵士にぶつからないように次々と避けていくが、1人の男の子が立ち止まってしまった。それを見た兵士は「道をあけろ!(Make way!)」と怒鳴ったが、男の子は圧倒されてしまったのかその場から動くことはなく、しまいには兵士の1人とぶつかって転んでしまった。

普通ならここで倒れてしまった男の子を心配するところだが、ぶつかった兵士は何事もなかったかのように男の子を跨いで行進を続けたのだ。

この光景には近くで見ていた人も驚いており、そのまま振り返ることもせずに歩き去る兵士の姿に呆気に取られている。男の子にケガはなかったようですぐに立ち上がっており、母親とみられる女性が駆け寄っていた。

この動画はTikTokを中心にSNSで広く拡散されており、1月1日の時点で50万件以上の「いいね」を集めている。コメント欄には「ここまでする? 子どもを蹴飛ばしたいようにも見えるよ」「なぜ避けようともしないの?」「道をあけなかった男の子も悪いのかもしれないけど、これはひどい」など批判の声が殺到した。


同部隊は厳格なルールを徹底していることでも知られており、失神する時でさえ定められた方法があるという。こうした事実を知る人からは「彼らはどんなことがあっても決められた道から外れないように訓練されているんだ」「これが彼らの仕事なんだよ」というコメントも届いていた。


この動画が大きく話題になったことを受け、英国国防省の広報担当者は今回の出来事を認識していると明かし「その後、兵士は転んでしまった子どもの様子を確認し、問題がなかったことをチェックしています」とコメントを発表している。



画像は『People.com 2021年12月29日付「Royal Guard Mows Over Young Boy in His Path at Tower of London in Viral Video」(CREDIT: ALBERTO PEZZALI/SHUTTERSTOCK)』『user7312510220627 2021年12月29日付TikTok「Nobody is safe」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

このニュースに関するつぶやき

  • 子供の方が悪いし、第一、親が目を離している事の方が問題だ。 まぁ、王政の国の全てがイコールな訳では無いが、何にせよ内政の警察と国際法の軍隊は違う。
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