ヘルメットなしでバイク事故、脳に損傷の24歳女性 母親が写真公開(トルコ)

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2022年05月31日 04:11  Techinsight Japan

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事故に遭う前の女性(画像は『The Daily Star 2022年5月28日付「Tragic university researcher
ヘルメットを着用せずバイクの後部座席に乗っていた24歳の女性が昨年末、交通事故に遭い脳に損傷を負った。このほど女性の母親がメディアに写真を公開し、切ない胸のうちを明かしたうえで注意喚起した。『The Daily Star』などが伝えている。

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トルコ西部のイズミルで昨年12月31日、2人乗りのバイクに乗用車が突っ込み、後部座席に乗っていたディラーラ・アルダノグリュさん(Dilara Aldanoglu、24)が重度の頭部外傷を負った。ディラーラさんはヘルメットを被っていなかった。

事故から5か月が経ち、母ヤセミンさん(Yasemin)が以前とは全く別人のようになってしまった娘の写真を公開、事故車の運転手への怒りやヘルメット着用の重要性を訴えた。

大学で研究員として働いていたディラーラさんはその日、家族を驚かせようと実家に向かっていた途中で、車のフロントガラスに頭を突っ込み、脳出血を起こして脳に損傷を負った。

ディラーラさんは今も人工呼吸器に繋がれてイズミルの公立病院の集中治療室に入院中で、このほど公開された写真では、頭蓋骨の一部が陥没したようになっているのが見て取れる。ディラーラさんの脳の腫れが酷いため、頭蓋骨の一部を外し圧力を脳の外に逃がす開頭外減圧手術が行われたようで、話すことも歩くこともできないという。

事故車を運転していたアイザ・イー(Isa E、26)は無免許運転で、事故後に逮捕されたもののすでに釈放されており、ディラーラさんの母親は「娘は自発呼吸さえできない状態なのに、事故を起こした運転手はすでに釈放されていて怒りが収まりません。飲酒運転や無免許運転は許されるべきではありませんし、車の運転手は脇見せずに運転するべきです」と憤り、次のように語った。

「医師には『娘の状態が改善することはなく、つきっきりで看護する必要があるだろう』と言われています。ただ生きていれば希望はあるとのことで、私は希望を捨てずに見守るしかないのです。」


ちなみにバイクを運転していたスード・ソラックさん(Sude Solak)はヘルメットを着用しており、すでに退院した。そのためこの事故には「ヘルメットなしで生存できたのが奇跡」「ヘルメットを被っていなかった本人に責任がある」「まだ24歳なのに…。希望を捨てないで欲しい。回復することを祈っているよ」「ヘルメットを被ること。これに尽きる」「脳の損傷の程度によるけど、回復してもそこからが大変だろう」といったコメントがあがっている。


なお2020年1月にはイギリスで、ダッシュボードの上に脚をのせて助手席に座っていた女性が事故に遭い、大怪我をした股関節のX線写真を公開して注目された。女性は右股関節から大腿骨が脱臼して大きくずれ、左大腿骨は完全に折れた状態だったという。

画像は『The Daily Star 2022年5月28日付「Tragic university researcher, 24, loses half her head after horror motorcycle crash」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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