＜お祝い泥棒＞【前編】「出産祝いのお返しはしない。古いしきたりは嫌」という義妹。非常識では？

お金のトラブルは、相手とのその後の関係に大きく影響してしまうものでしょう。今回の投稿者さんは、義妹のある言動に戸惑っている様子です。

『義妹が出産しました。しかし「お祝いにお返しはしない。お返しという考えがもう古い」と言っていました。今はそんなものなのでしょうか。お祝いの半返しはもう古いのですか？』

出産した義妹は周りの人からお祝いを受け取りました。しかし「お返しはしない！」と発言。どうやら義妹はお返しなんて考え方は古いと考えているようですね。投稿者さんとしてはその考えにモヤモヤを募らせてしまっています。

お祝いを返さないのは非常識じゃない？

義妹の様子にママたちからは驚きの声があがりました。

『えっ、お祝いをもらって何も返さないってこと？　相手が「お返しはいらないよ」と言ってくれたとしても、常識的にはそれなりにお返しするものよね』

『私はお返しするのが常識だと思っている。だからもしお祝いを渡した相手から何も返ってこないと非常識な人だと思ってしまう』

「お祝いをもらったのにお返しをしないなんて信じられない」とざわめくママたち。こちらのママたちは「お祝いのお返しをするは常識」と考えているようですね。「もう古い考えだから、お返しはしない」という義妹の主張はあまりにも非常識に映ったのではないでしょうか。「自分のなかで常識だと思っていることを相手がしてくれないと、驚いて言葉を失ってしまう」という気持ちも理解できますね。

お祝いを受け取った側が決めることではない

「お返しの必要があるかどうかを、お祝いを受け取った側が判断するのは失礼では？」と諫めるようなコメントも相次ぎました。

『贈った側が「内祝いはいらないよ」と言うのならともかく、もらったほうがお返ししないというのは常識知らずだと思う』

『お返しするのが礼儀だとは思う。いずれにしてもお祝いをいただいた側が｢お返しは必要ない｣と断言することではない』

『もらった側が「なし」って言うのは違うと思う。あげた側が「お返しはいらないよ」って言うのはわかるけど』

お祝いを贈った側が「お返しはいらないからね！」とひと言添えるのはよくあることでしょう。しかしお祝いをもらった側が「お返しをする必要はないな」と勝手に判断をしてまったく返さない……というのはあまりにも無礼だと考えられたようですね。今回のケースでも、お祝いを渡した側が「お返しなんて古いから返さなくていいよ」と言っていたならば、ここまで物議を醸すこともなかったかもしれません。

お祝いを貰うことは古くなくて、お礼を返すことは古いの？

義妹の言動は周りの人にあまりよく思われないかも……と心配をするママたちも現れました。

『お金が惜しいの？　風習が古いと言うなら、お祝い自体も古い風習なのにね。返すのだけは古いからやらないなんて、お祝い泥棒と思われても仕方ないよ』

『お祝いをもらうことは古いと思わないんだね。受け取らなかったらいいのに。図々しい人……』

『出産祝いを渡したときに義妹が言ったの？　ならただのケチかなって思う』

「お祝いにお返しをするという風習自体がもう古い考え」というのが義妹の主張なのでしょう。義妹としては風習自体を変えたいという強い気持ちがあるのかもしれません。しかし他人から見たら「お金を出したくないだけでは？」と考えられかねないと話すママもいました。このままでは「ケチで非常識」というレッテルを貼られてしまう可能性も……。義妹が「お礼を返す」という風習を変えたいならば、行動すべきは自分がお祝いを貰うときではなく、誰かにお祝いを渡すときの方がよかったのかもしれませんね。

今後のお付き合いを考えるかも

『そういう人がいてもいいんじゃない。ただお祝いに対する考え方が自分とは違うから、相手がそういう人とわかればこちらも割り切る』

『価値観が違うからわかり合えないな。今回のことで金銭の付き合いは一切しないと決めたらいいんじゃないかな？』

『お祝いをいただいたら返すのが当たり前だと思ってるから合わないな。こういうことでその人の人となりがわかるから「価値観が合わないんだな」って思うし、今後の付き合いの参考になる』

「もしお祝いのお返しがもらえなかったら、今後のお付き合いを控えるかも」と話すママも。自分では常識だと思っていても、相手にとっては常識ではなかった……ということもありますよね。相手の言動にガッカリしてしまうこともあるかもしれません。「自分の常識とは違うな」と感じたら、そのあとのお付き合いの仕方を考えなおしてしまうのも当然ではないでしょうか。

「お祝いのお返しなんてもう古いからしない」と主張する義妹に、困惑の色を隠せない投稿者さん。「お祝いを返さない」という義妹の考えは、投稿者さんだけでなくママたちにとっても「非常識」のようです。価値観の違いは、時に人間関係を壊してしまうこともあるでしょう。相手との常識が違うと感じたら、「価値観が違う」と割り切ってお付き合いをするのがいいのではないでしょうか。

後編へ続く。

文・motte　編集・荻野実紀子　イラスト・マメ美

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