宿敵相手にマンUでの初勝利…テン・ハフ「大事なのは姿勢の部分。これをすべての試合で…」

マンチェスター・Uを率いるエリック・テン・ハフ監督が、自身にとって就任後初勝利となったリヴァプール戦を終えてコメントした。22日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

　アヤックスからテン・ハフ新監督を迎えたものの、プレミアリーグでは開幕から2連敗と、早くも苦境に立たされたマンチェスター・U。シーズン初勝利が欲しいなか、22日に本拠地でリヴァプールと対戦すると、第2節までの評価を覆すようなハイパフォーマンスを発揮。ジェイドン・サンチョとマーカス・ラッシュフォードのゴールでリードすると、相手の反撃を1点に抑え、2−1で今シーズン初勝利を手にした。

　就任から早くも逆風の強まったなか、宿敵を相手にマンチェスター・Uでの初勝利を収めたテン・ハフ監督。名門の新指揮官は、この日のチームのパフォーマンスをこのように評価した。

「戦術のことを話すこともできるが、大事なのは姿勢の部分だ。コミュニケーションとファイティングスピリットがそこにあった」

「私は異なるアプローチ、異なる姿勢を求めていて、選手がピッチに持ち込んでくれたものはまさにそれだった。まだ始まったばかりだ。我々はもっと余裕を持って、もっと相手にとって危険なプレーをすることができる。1つのチームになり、良い精神を持つこと。それが我々が今日、目にしたものだ」

「ラッシュフォードとサンチョがゴールを決めてくれたのは嬉しいね。フェルナンデスは責任を背負ってくれたし、キャプテンの称号が彼にさらなる勇気を与えた。彼はヴァランとともにリーダーシップを見せてくれたんだ。彼らが大きな違いを作り出したんだよ。彼らだけじゃなく、我々にはもっとリーダーが必要だ。勝ちたいなら、リーダーと今日見せたようなスピリットが必要なんだ」

「私はパフォーマンスに満足しているが、これをすべての試合でやらなければいけない。リヴァプール相手の時だけじゃなくてね。プレミアリーグの試合はすべて難しいものだから、すべての試合でこれをやる必要がある」

　なお、この日スタメンを外れたクリスティアーノ・ロナウド（86分から途中出場）とハリー・マグワイア（出場なし）について問われると、「我々は50〜60のゲームをプレーし、その試合ごとにどんなチームを選ぶか考える。マグワイアやロナウドに言及する必要はない。彼らは素晴らしい選手たちで、これから先、すぐにでも役割を果たしてくれるだろう」と話している。