「子供が宙に舞っている」2年ぶりに営業再開した超巨大滑り台、危険すぎて4時間で閉鎖に(米)<動画あり>

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2022年08月24日 15:01  Techinsight Japan

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体を打ち付けられながらも滑り降りる人々(画像は『FOX 2 Detroit 2022年8月22日付「Belle Isle Slide: How to ride the Giant Slide」』のスクリーンショット)
米ミシガン州のベル・アイル・パーク(Belle Isle Park)にある高さ12メートル超の巨大滑り台が今月19日、2年ぶりに期間限定で営業を再開したが「あまりに危険すぎる」とわずか4時間で閉鎖されてしまった。滑り台を滑る人々が次々に宙を舞い、地面に投げ出されていく衝撃の映像がSNSに拡散されて話題を呼んでいる。『LADbible』『FOX 2 Detroit』などが伝えた。

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アメリカで毎年9月の第1月曜日の祝日“レイバー・デー(労働者の日)”に向けて、パンデミックにより2年ほど閉鎖されていたベル・アイル・パーク内の巨大滑り台が19日、週末限定で営業を再開した。

ところが滑り台の利用者および見物客から「あまりにスピードが出すぎる」「子供が宙を舞っている」など危険性を指摘する声が相次ぎ、滑り台はわずか4時間後に閉鎖されてしまったのだ。

この滑り台は高さ12メートル超(40フィート)、横は6レーンもあり、5段階に設けられた緩やかな凹凸を滑り降りていく。利用には身長1.22メートル(48インチ)以上と制限が設けられているものの、料金は1回1ドル(約136円)と安価で1960年代に設置されて以来、多くの人に楽しまれてきた。

営業を再開した様子を捉えた映像では、腰から下まですっぽりとベージュの袋に入った4人の利用者が凹凸に差しかかるたびに宙を舞い、急スピードで滑り降りてくるのが分かる。中にはバランスをくずして投げ出される人や、無事にまっすぐ滑り降りた女性は勢いのままに後頭部を地面に打ち付けていた。

また他の映像には、ピンク色のTシャツを着た少女が凹凸を越えるたびにまるで人形のように激しく宙を舞う姿も捉えられており、以下のような安全を懸念する声が相次いだ。

「僕が小さかった頃は、もう少し緩やかな滑りだったと思う。あんなに高く体が舞うことはなかったよ。」
「このままでは誰かが背中や首の骨を折るのも時間の問題さ。」
「誰かが怪我をしてもおかしくないと思う。」

これを受けミシガン州天然資源局(DNR)は20日の午前6時頃、Facebookで「今日、滑り降りてきた利用者たちのスピードを踏まえ、調整を行うことになりました」と滑り台の一時閉鎖を発表。翌21日には「滑り台の速度を調整するために表面を磨き、少し水を撒くようにした」と速度を落とすために安全対策を講じたことも報告した。

また22日には、職員が滑り台を利用する際の注意点や降下時の姿勢を説明しながらスムーズに滑り降りる動画も公開され、利用客に安全な滑走を促した。

この巨大滑り台は今月26日から金・土・日曜の午前11時〜午後3時に営業を再開し、レイバー・デーの後に閉鎖される予定だ。



画像は『FOX 2 Detroit 2022年8月22日付「Belle Isle Slide: How to ride the Giant Slide」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)

このニュースに関するつぶやき

  • ちょっと乗ってみたいですね。自分で責任を取れる大人専用の滑り台にして、再開したらどうでしょうか。
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