ジンチェンコ、ウクライナリーグの新シーズン開幕に言及「国や人々にとって重要なこと」

アーセナル所属のウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコが、ウクライナ・プレミアリーグの新シーズン開幕について言及した。24日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

　ウクライナ・プレミアリーグは、今年2月に開始されたロシアによる軍事侵攻によって2021−22シーズンの後半戦が中止に。コンペティションの中断を余儀なくされていたが、現地時間23日にウクライナ・サッカー連盟は新シーズンの開幕を宣言。同日には「シャフタールvsメタリスト・ハルキウ」の開幕戦が行われた。

　ウクライナ代表でも主軸として活躍するジンチェンコはリーグ開幕について、「このような事態になるとは誰も予想していなかったので、国やウクライナの人々にとって重要なことだ。人々はまだ苦しんでおり、我々はどこでも毎日戦う必要がある。しかし、我々は進み続け、自分たちの生活を送り、それを続けていく必要がある」とコメント。続けて、リーグ開幕に向けて尽力した人々への感謝や、プレーする選手たちへの敬意を次のように語った。

「人々には以前のような生活を送る権利がある。ウクライナでの大会が必要だと言ってくれたサッカー連盟や、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領に心から感謝したい。最高の設備があるわけではないが、僕たちは進み続ける必要があり、それは全てのウクライナ人にとって最も重要なことだ。待ちきれないし、可能であれば全試合を観戦したいよ」

「どのようになるのかを想像することは難しい。サイレンが鳴れば、選手たちはどこかで試合をやめなければならなくなる。でも、ウクライナの人々が諦めることなく進み続けていると世界に示すことはとても重要なことなんだ。全ては僕たち全員のために」