「リトルプリンセス」と呼ばれる中年女性、ロリータ衣装の理由に人々が感銘受ける(中国)<動画あり>

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2022年08月27日 21:11  Techinsight Japan

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ロリータファッションに身を包む中年女性(画像は『搜狐 2022年8月26日付「50岁“安福路小公主” 爆红遭质疑,了解其心酸故事后,备受尊敬」(搜狐号@四令大叔)』のスクリーンショット)
世間には奇抜な格好をすることで注目を集めたいと思う人もいるが、中国のある中年女性は毎日のようにロリータファッションに身を包んで街に出かけているという。周りから「気が触れたのでは?」と揶揄されることもあったようだが、女性がこのような格好をするようになった理由が最近になって分かり、称賛の声が集まるようになった。『搜狐』『Oddity Central』などが伝えている。

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中国・上海の安福路(アンフールー)で注目を集めている女性は、短髪に大柄の体型をしており、年齢が50代と見られている。そんな女性は必ずと言っていいほど頭にお姫様のようなティアラを付けて、ロリータ風のドレスを着ているのだ。

お世辞にも似合うとは言い難いが、女性はピンクのレースの膝上ほどのドレスやフリルのたくさんついたエメラルドグリーンのドレスなどを着て片手に買い物袋を持って街を闊歩している。

そして今年6月頃からSNSユーザーによって女性の写真がシェアされるようになり、関心を集めるようになった。年相応とは言えないお姫様のような衣装を着ている女性の姿に多くの人が注目し、SNSでは「頭のおかしいおばさん」「問題でも起こしそうな醜い男に見える」と揶揄する声があがった。

しかし女性はそんな辛辣な声など気にすることもなく、いつも顔をしっかりと上げて堂々と街を歩いていた。そのうちに人々から「安福路のリトルプリンセス」と呼ばれるようになり、彼女の写真を撮るために安福路を訪れる人まで現れた。

女性は自分の写真を撮る人に対して憤慨することもなく「道路では車や周りに気をつけるように」と気遣う一面も見せていたそうだ。ちなみに女性は毎日違うドレスを着ているが、これは彼女に合うサイズのロリータ系の服があまり販売されていないため、すべて彼女がお手製で作ったものだという。

そんな中で最近になって複数の地元メディアが、女性がなぜこのようなファッションで街に出かけるようになったのか、その理由を明らかにした。

実はこの女性、数年前に大病を患ったことで薬の影響により徐々に髪が薄くなり、身体全体が浮腫むようになったという。そんなある日のこと、女性は鏡を見て自分の健康状態や容姿が昔と比べてすっかり変わってしまい、老いてしまったことを強く実感したそうだ。


この時、女性は「残りの人生をもっと自由に自分らしく生きたい」と思ったという。そして若い頃にロリータファッションが大好きで、当時は着る機会がなかったことを思い出して着てみたいと思ったそうだ。


そんな彼女の信念を貫く姿に「残りの人生は好きなように生きるべき」と感銘を受ける人が続出し、今となっては彼女を揶揄するよりも称賛する声の方が目立っているという。安福路には女性の写真を撮るために訪れる人が増え、彼女は地元には無くてはならない存在となっているようだ。



画像は『搜狐 2022年8月26日付「50岁“安福路小公主” 爆红遭质疑,了解其心酸故事后,备受尊敬」(搜狐号@四令大叔)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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