ヤクルト・村上「何とかしたかった」49号決勝ソロでDeNAに3連勝

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2022年08月28日 23:03  ベースボールキング

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ヤクルト・村上宗隆 (C)Kyodo News
● DeNA 4 − 5 ヤクルト ○
<19回戦・横浜>
 
 首位のヤクルトは敵地・横浜スタジアムで同一カード3連勝を飾った。

 主役となったのはまたしてもこの男だ。4−4と同点に追いつかれた直後の7回、4番の村上宗隆が右中間スタンド上段へ叩き込む決勝の49号ソロ。カウント3−2からDeNAの4番手エドウィン・エスコバーの低めのストレートを捉えた。

 ハマスタの夜空へ舞い上がった打球を見つめ、膝を折り曲げるしぐさをして本塁打を確信した。ガッツポーズをしながら一塁へ歩を進めた村上は「何とかしたかった。気持ちだけで打ちました。ホームランになってくれて良かったです」と、会心の一打を喜んだ。

 4−1で迎えた6回に先発の原樹理が3連続四球で無死満塁のピンチを招くと、リリーフの梅野雄吾が大和の適時打や大田泰示の犠飛などで同点にされてしまう。

 そんなDeNAの追い上げムードを振り払った完璧な一撃。まさに何とかしてほしい場面で、頼れる4番が一振りでチームを生き返らせた。

 「しっかりコンパクトに振ることができましたし、強い球にも力負けせずに打つことができました」と、50号の大台まであと「1」と迫る一発。

 9回の第5打席も中前安打で出塁した村上は、これで14打席連続出塁となり、プロ野球記録となる広瀬純(広島)の15打席連続出塁にあと「1」と迫った。

 高津臣吾監督は「フォアボール取るにしてもそうだし、点がほしいときにはしっかりコンパクトにミートしていくし、甘いところにくればホームラン打てるスイングをする。いろいろ打席の中で考えて立てているのかな」と、称えた。

 4ゲーム差で迎えた大事な3連戦をスイープ。これでDeNAとのゲーム差を7に引き離した。

 「チームが勝って、優勝して喜びを分かち合いたい」と村上。歴史を塗り替える4番打者が、チームを連覇へと導く。

取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)


【動画】今夜も村神様が決めた!DeNA戦のハイライト

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