9年間行方不明だった猫「猟師に殺されてしまったのかも」と諦めていた飼い主と再会果たす(仏)<動画あり>

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2022年08月29日 04:11  Techinsight Japan

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飼い主と再会を果たした猫(画像は『Marie-claire Penot 2022年8月14日付Facebook「UNE HISTOIRE INCROYABLE」』のスクリーンショット)
フランスのある家で飼われていた猫の“ブダ(Bouda、12)”は2013年秋、飼い主とともに引っ越した際に姿を消してしまった。飼い主はブダを捜し回ったものの見つけることはできず、「猟師に殺されてしまったのかもしれない」と考えていた。しかしブダが行方不明となってから9年後の2022年8月14日、飼い主と無事に再会を果たすことができたという。『Ouest-France』などが伝えている。

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2013年秋、ブダと飼い主はオレロン島のサン・トロジャン・レ・バンから本土のヌーヴェル=アキテーヌ地方シャラント=マリティーム県に引っ越すことにした。しかしブダは、新しい生活環境に適応できず姿を消してしまったという。ちなみにブダと飼い主が暮らしていたオレロン島はフランス大西洋沿岸に位置し、カキの養殖地として有名だ。また満潮時には海水浴やサーフィンをすることができ、フランス人にとって人気の旅行先のひとつである。

飼い主はブダの捜索を行ったが、マイクロチップを装着していたものの追跡は不可能であった。家族は「猫は猟師によって殺され、もう戻ってくることはないだろう」と諦めていたという。その後、飼い主は何度か引っ越しして、現在はシャラント=マリティーム県のサン=ジャン=ダンジェリに住んでいる。

ブダが行方不明となってから約9年後の2022年8月13日、家族のもとにオレロン島の動物保護施設から連絡が入った。なんとブダは衰弱していたものの生きていたのである。炎天下の道ばたで、運搬用の木箱の中に少なくとも3日間いたところを保護されたという。ブダを目撃した人によると、何人かがエサをあげていたがどうすればいいか分からず、そのまま放置していたそうだ。またブダのマイクロチップには飼い主であるパスカル・ブレさん(Pascal Bourret)の名前が記載されていたが、識別番号が正しくなかったという。

ブダが見つかったという連絡が入った翌日の8月14日、飼い主はオレロン島の保護施設に出向いて感動の再会を果たした。ブレさん夫婦の住むサン=ジャン=ダンジェリから保護施設までは200キロの距離があるが、ブレさんは「すぐに迎えに行くことは当然のことでした」とのちに話している。飼い主と再会を果たしたブダは、特に興奮することもなく落ち着いている様子だった。この再会の様子は保護施設のFacebookに投稿され、これまでに1.8万回以上再生されている。


動画を見た人からは、「なんて美しい結末! 奇跡は起こる!」、「素晴らしい。しかし3日間も猫を炎天下に放置したのは信じられない」といった声が届いた。なおブダは弱っていたが、獣医師によると家族と暮らすうちに健康を取り戻すことができるはずだという。



画像は『Marie-claire Penot 2022年8月14日付Facebook「UNE HISTOIRE INCROYABLE」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 H.R.)

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  • この子、ペットセメタリーの蘇った後のチャーチにしか見えない…。
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