「もしもダンナが浮気したら」。そんな”もしも”を想像したことはありますか? 一般的には「許せない。すぐに離婚する」が圧倒的に多そうですが「しぶしぶ許して、目をつむる」と答える人も僅かながらいそうです。
ダンナが浮気した!腹いせに何をしてやろうか?
ママスタコミュニティにも、そんな”もしも”を問うトピックがありました。どうやら投稿者さんは想像ではなく、本当に浮気をされたようです。
『「仕事」と嘘をついて他の女とデートだなんて、男はズルいよね。こっちは髪振り乱して育児や家事に必死なのに。腹が立つから私も浮気してやりたいけど、さすがに良心が痛む』そんな投稿者さんが腹いせに考えているのは、なんともささやかなこと。「私の推しのライブ動画を、正々堂々とリビングで流す。スマホの待ち受けも推しの顔写真にする」そうです。自分がファンである有名人の姿を、浮気したダンナさんに見せつけてやる、といった趣旨のようです。
このあまりにかわいい投稿に、コメントが寄せられました。
『身の回りを推しだらけにすれば気が済むなんて、投稿者さん優しいな』
『好きなDVDくらい、好きなように観なさいよ(笑)。待ち受けなんて何にしようが自由でしょ』
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『自分も浮気する』とはいえ、もともとダンナさん以外に好きな人がいるならともかく、適当な浮気相手を見つけるのは難しいのではないでしょうか。「誰でもよい」なら、もちろん別ですが。
『レンタル彼氏とデート』せいぜいこの程度でしょうか? ただ費用がかかりそうなうえ、結果的にはダンナさんと同罪になるだけ。いっときの憂さ晴らしで気が済めばよいでしょうが。多くのみなさんが「そんなことでは済まない」とでもいうような、想像力をふくらませたコメントをくれました。
浮気する気力も失せてしまいそうな、妻たちの恐ろしい復讐
そのなかには恐怖さえ覚えるようなコメントも、ちらほら。もちろん現実ではなく、”もしも”の話ですからね……。
『とりあえず本当にひと皮剥けるまで、自分の身体を全身くまなく洗ってもらおうかしら』
『ダンナには常々「浮気したら○玉をちぎる」と話している』
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『バックドロップを決める』もはやホラー。バックドロップで済むくらいなら、かわいいものだと思えてきます。
『相手には慰謝料請求。夫とは離婚せずに飼い殺しにする』
『「貯金から1000万円は散財する」と言ってある。現実的にはダンナをATM扱いにする感じかな。早死にするように塩分過多の料理に命燃やすくらいしか、やることないだろうな。離婚は絶対にしない』
『ダンナの財布の紐を思いっきり締める。金がなければ女も寄ってこないから』目立ったのが「離婚はしない」という声でした。だからといってダンナさんを許すのかといえば、とんでもない。「一生貢がせる」「一生奴隷として生きてもらう。お小遣いはなし」など、その後のダンナさんは生涯を見えない檻のなかで暮らすことになりそうです。「とりあえずは高級バッグを買ってもらう」といったかわいいものも含め、代償となるのはお金や品物のよう。
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『離婚する前に、ご近所のスピーカーさんにコトの顛末を教える。ダンナは地域でいろいろな活動をしているから、不倫なんてマイナスイメージは一番のダメージになる。家と車のローンは私なしじゃ支払えないだろうから、家を売る羽目になるだろうな。ざまあみろだよ』「え、これって”もしも”の話ですよね?」と思わず確認したくなるようなコメントもありました。この方のように、お金だけでなく「周囲にバラす」という声も少なくありません。「会社にバラす」「スマホで謝罪動画を撮影して義親に見せる」などなど。日頃、周囲の前でよい人ぶっているダンナさんほど社会的なダメージは大きそうです。
浮気されても見て見ぬふり。何もしない理由とは
もちろん「許せないから離婚する」という意見もありましたが、少なくなかったのが「何もしない」というものでした。
『ダンナは高収入。子煩悩で、私にもいつも優しい。だから浮気ごときは見ないふり。子どもが成人したら共有財産と慰謝料をもらって、第2の人生を歩む』この方は「もし低収入で甲斐性なしのダンナだったら、離婚一択」だそうなので、すべてを左右するのは、やはりお金ということです。
『見なかったふりをする。年収3000万近くあるうえ、お金にうるさくないし、私の調子が悪いときは家事も育児もしてくれる。浮気ぐらいじゃ嫌いになれないな』高収入と優しさを備えたダンナさんは、最強ということですね!
「何もしない」と答えたなかには、日頃からダンナの相手をしてあげていないので、むしろ「よかったね」と思うというものから、「老後を平穏に生きたいから」というものまでありました。ダンナさんが浮気しても別れない夫婦もいます。夫婦の詳しい事情までは分かりませんが、おそらくこうしたなかのどれかに該当する理由があるのでしょう。
ちなみに同じ「何もしない」でも、先ほどとは真逆の理由もありました。
『何もしないかな。ほうっておく。ダンナなんかどーでもよいわ』
『別にどうもしない。ダンナに興味ない』いろいろなパターンの”怖い声”をご紹介してきましたが、一番恐ろしいのは「無関心」と回答した妻たちかもしれません。
文・鈴木麻子 編集・ここのえ イラスト・カヲルーン