“ゆる献立とまとめ買い”で家族4人食費3万円台を実現!
ムダにしない献立作りが節約の第一歩
食費の予算を削るには、買い物の仕方を見直すのも有効!夫と子ども2人で暮らすみくぽんさんは“ゆる献立、まとめ買い、店の使い分け”で節約を実践している。
「まず買い物前に家でストックしている食材を確認。平日5日分の夕飯のおかずを考えて必要な材料を書き出します」(みくぽんさん、以下同)
以前は1週間分の献立を決めていたものの、予定していた料理を作れなかったり食材が余ったりと、7日間完璧に使い切れないことにモヤモヤ。5日分に緩めたのが結果的にはよかったという。
「毎日お店に行くと特売につられて余計なものを買ってしまうので、食料品の買い出しはまとめて週に1回。3日目以降に使う肉は、小分けにして冷凍保存します」
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スーパーでは生鮮食品、ドラッグストアでは調味料やお菓子、飲料水など、買う店を使い分けるのがポイントだ。
「私が住む地域では、調味料はドラッグストアのほうが安いんです。単価が高い調味料や嗜好品のお菓子は、月1回1万円のまとめ買い枠で購入します。生鮮食品などと別予算にすることで、全体の食費を管理しやすくなります」
超簡単!ふわふわ卵の天津飯
1人分100円以下の大満足レシピ。
【材料と作り方】
(1)カニカマ3本はほぐしてボウルに入れ、卵2個を割り入れてかき混ぜる。
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(2)フライパンにサラダ油大さじ1を入れて強火で熱し、温まったら(1)を流し入れてかき混ぜる。半熟になったら火を止めて、器に盛ったご飯にのせる。
(3)同じフライパンに水150ml、鶏がらスープの素・オイスターソース・砂糖・片栗粉各小さじ1、しょうゆ小さじ1/2を入れて混ぜ、中火にかけて混ぜながらとろみがつくまで加熱する。ごま油小さじ1/2を加えて軽く混ぜたら(2)にかけ、刻みネギ適量をのせる。
野菜使い切りの味方は100均のストックバッグ
安く買った野菜でも傷ませてしまったらムダになるので保存袋は大事。1週間たつとしおれてくる小松菜も野菜専用の保存袋に入れておけば新鮮さキープ。「ダイソーやセリアなどで売っています」
生鮮食品は週1回6000円以内に!
定番食材は、購入する金額の目安を決めている。
「納豆(3個入り)90円、豆腐(150g×3個)100円、お肉なら100gあたり豚こま105円、鶏むね肉59円くらいです。
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以前は特売で100円だった卵が300円に値上がりしたので、ときどきコンビニの卵の値段もチェックして、安ければそちらで買うことも。生魚も最近高くなったと感じるので、今回はさばの缶詰にしました」
メイン先行で献立をラクに!
買い出し前に主菜は決めてあるので、副菜は買い出し後に考える。「その日安かった野菜をベースに、ちくわやカニカマなどの練りものや春雨でカサ増しすると、低予算でも満足度が出ます」
教えてくれたのは……みくぽんさん●料理家。公式ブログ『美味しく節約♪家族が喜ぶほっこりおうちごはん』で発信するレシピは、安い食材で簡単に作れるのがモットー。『みくぽんの感動の節約おかず』(宝島社)が発売中。
(取材・文/廣瀬亮子)