◆ 大勢の登板回避で1点リードを守り切れず
巨人は中日との開幕戦で9回に4失点を喫し逆転負け。今シーズンは黒星スタートとなった。
1点リードの最終回、巨人ベンチは守護神の大勢ではなく、新外国人のロペスを投入。岡本和真の悪送球で先頭打者に出塁を許すと、ヒットと送りバントで一死二・三塁のピンチを招く。5番手の高梨雄平は岡林勇希のピッチャーゴロをバックホームするも間に合わず土壇場で同点に。さらに、一死満塁から高橋周平に2点タイムリー二塁打を浴び、6番手の直江大輔もアキーノに犠飛で追加点を奪われ、この回一挙4失点で逆転負けを喫した。
31日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では大勢の登板回避について「マウンドに上げる状況ではなかった」と巨人・原辰徳監督のコメントを紹介。番組MCを務めた高木豊氏も「大勢が投げるのと投げないとでは大きな差になった」と昨年、新人最多タイとなる37セーブを挙げた不動の守護神の不在が大きく響いた結果となったと指摘した。
同じく番組に出演した斎藤雅樹氏も「なんで投げなかったのですかね。大勢もベンチ入りしていたので投げたかったと思いますが…」と言葉を濁した。
大勢はWBCの準決勝(21日)と決勝(22日)で連投し、帰国後の24日にチームに合流。開幕に向けて調整を続け、この日はベンチ入りメンバーとして登録されたものの、登板回避となった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』