◆「球数がかさんでしまったのは課題」
ロッテの種市篤暉投手が1日、開幕2戦目のソフトバンク戦に先発。4回を投げ10奪三振、1失点で敗戦投手になったものの、右肘の手術からの完全復活を印象付ける投球を披露した。
2回まで6つのアウトを全て三振で奪う上々の立ち上がりを見せたが、4回にソフトバンクの4番・栗原陵矢に先制ソロ本塁打を浴び、このイニングを投げ切ったところでマウンドを降りた。
二桁奪三振をマークした一方で、4安打3四球と塁上を賑わす場面もあり、4イニングで要した球数89球。課題も残るマウンドだった。
1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の坂口智隆氏は、種市の投球について「良かったと思う。三振をたくさんとってしまって、四球があったりして球数がかさんでしまったのは課題ですけど、投げている球は良かったと思う。本人にとっても目処というか、修正点ははっきり見えたと思うし、良かったと思います」と前向きに振り返った。
種市は2020年に右肘靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受け、昨季途中に一軍復帰。今季は佐々木朗希らと共に先発ローテーションの一角を担う活躍が期待される。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』