歴史好きな人、中でも戦国時代が好きな人にとっては、推しの武将にまつわる「食」が気になるんじゃないでしょうか。
横浜・馬車道にあるレストラン「キッチン メイン(KITCHEN MANE)」で2023年4月21日からスタートするのは「戦国飯」コース。なんと、戦国武将たちが好んだといわれる料理を再現したメニューが楽しめるんです!
いったいどんなメニューが並んでいるのか……ひと足お先にのぞいてみましょっ。
【コースの全8品をチェック!】
横浜ベイタワー35階にある「キッチン メイン」は日本古来の食文化を大切にした和食を楽しめます。
新たに登場する「戦国飯」コースでは、徳川家康、織田信長、豊臣秀吉、山内一豊といった戦国武将たちにゆかりのある次の8品が提供されます。
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・割粥
豊臣秀吉の好物だったという、米を細かく砕いて炊いたお粥。豪華絢爛なイメージの秀吉ですが、こんなシンプルな料理も好きだったんですね!
・なすのつぼつぼ
長篠の戦いの後、織田信長と徳川家康が食べたとされる1品。信長の好物だったというなすに、酒煎りした鶏ひき肉を詰め、仕上げに餡をかけてあります。
・かつおのたたき
こちらは山之内一豊が普段の食事で好んだとされる1品。醤油に、酒、みりん、鰹節、梅干などを混ぜて寝かせたものに、自家製ポン酢をかけて味付けしてあります。スライスしたにんにくと一緒に食べれば……こんなの絶対おいしいでしょ〜っ!!
・焼き蒲鉾、生麩の田楽
織田信長が普段の食事で好きだったのが、白身魚のすり身を使った焼き蒲鉾と生麩の田楽なのだとか。尾張出身の信長にちなみ、生麩の田楽には八丁味噌を使った鉄火味噌が乗っていますよ♪
・鯛の天ぷら
家康の好物といえば、なんといっても「鯛の天ぷら」! 一説にはこれが原因で亡くなったなんて話も……!? でも、現代の天ぷらとは少し違い、当時はさつま揚げのようなものが「天ぷら」とされていたそうです。
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・麦ごはん、真の八杯豆腐、焼き味噌、冷汁
家康が食べていたと言われる「真の八杯豆腐」は、昆布出汁8杯に醤油を入れただけの出汁に豆腐を入れて大根おろしを添えたもの。あじの干物を使った「冷汁」、大根おろしと一緒に炊いた麦ご飯、兵糧とされていた焼き味噌とともに召し上がれ♪
・鯛めし
甘鯛の干物の頭と中骨を油で揚げたものを、ご飯と一緒に炊いた1品。
駿河湾で水揚げされる甘鯛の一夜干しは「興津鯛」と呼ばれるそうですが、これは隠居後に家康が食べてひどく気に入り、名づけたものなのだとか。もう、どれだけ鯛好きなんでしょう……!
・甘味(水菓子)
ラストは、柿、桃、ほおずき、金柑の蜜煮など季節の甘味をどうぞ。
【歴史ロマンに浸るひとときを…】
1品1品、史実や武将のエピソードなどに思いを馳せながら濃密なひとときを過ごせそうな「戦国飯」コース。価格は7000円で、1週間前までに電話もしくはウェブサイトにて予約が必要です。
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なお、4月15日にはNHK大河ドラマ「どうする家康」の時代考証も務める歴史学者・小和田哲男氏によるトークイベントも開催! 「戦国の食と歴史」がテーマの講演を聴いた後、「戦国飯」コースを楽しめますよ♪
こちらの価格は1万1000円。参照元にある「Peatix」から予約できますので、興味を持った方はチェックしてみてください!
※本文中の価格はすべて税込みです。
参照元:プレスリリース、KITCHEN MANE、Peatix
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch