● マーリンズ 1 − 5 メッツ ○
<現地時間4月2日 ローンデポ・パーク>
メッツの千賀滉大投手(30)が現地時間2日(日本時間3日)、敵地で行われたマーリンズ戦でメジャー初登板・初先発。6回途中まで投げて3安打・3四球、8奪三振で1失点の好投を見せ、メジャー初勝利を挙げた。
登板前の1回表、相手投手の乱調もあって幸先良く2点を先制したメッツ。しかし、千賀もその嫌な雰囲気に引きずられるように立ち上がりでつまずいてしまう。
先頭の安打に暴投、二塁打であっという間に1点を失うと、連続四球で無死満塁のピンチ。一気に逆転の危機を迎えたが、ここは連続三振と良い当たりの右直で1点止まり。36球を要すスタートとなったが、どうにか最少失点で切り抜けた。
すると2回は先頭を四球で出しながら併殺もあって3人で退け、3回以降は一気に投球内容が安定。伝家の宝刀・おばけフォークで面白いように三振を奪っていく。
5回にはトミー・ファムの2ランが飛び出し、4−1とリードを拡大。6回裏、先頭のジャズ・チザムからこの日8つ目の三振を奪ったところで、千賀はマウンドを降りた。
試合はその後もメッツが1点を加え、リリーフ陣がリードを守って5−1で勝利。千賀は5回1/3を投げて88球、被安打3に四球も3つ、8奪三振で1失点の内容で勝利投手となっている。
チームもこれで敵地での開幕カード4連戦に3勝1敗で勝ち越し。メッツも千賀も好スタートを決めた。
【動画】メッツ・千賀滉大、上々のメジャーデビュー!
.@KodaiSenga made a bat disappear with his ghost fork. pic.twitter.com/FcLze2cvsG— MLB (@MLB) April 2, 2023