◆ 昨季は9連敗、今年は3連勝!
岡田彰布新監督率いる新生・阪神が開幕3連勝の好発進。京セラドーム大阪で行われた開幕第3戦はDeNAに6−2で快勝。中でも新指揮官の大胆な采配は話題を呼んだ。
序盤で3点リードも7回に2点を返され、4−2で迎えた8回裏の攻撃。DeNAの左腕エドウィン・エスコバーを前にかんたんに二死となるも、続く中野拓夢が四球をもぎ取り、次打者・島田海吏の2球目を前に牽制で誘い出されながら、迷わず進んで二塁を陥れて二死ながら二塁のチャンスを作る。
すると、岡田監督は1ストライクのカウントから代打の原口文仁をコール。その原口は154キロの速球を迷わず振り抜き、レフトスタンドに叩き込む2ランで起用に応えてみせた。
3万6000人を超える観衆が詰めかけた京セラドーム大阪は狂喜乱舞。2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の真中満氏も、「得点圏に行ったら代打を出そうと考えていたとは思うんですよ。そこで思い切ってズバっと代えた岡田監督の采配は見事でしたね」と勝負手を絶賛する。
続けて、「あとは1球目からエスコバーのストレートを準備して打った原口じゃないですか。あそこで一発で仕留めるのは見事でした」と付け加え、起用に応えた代打の切り札の一打も称えた。
昨季は開幕から9連敗とどん底に沈んだ阪神だったが、今年は3連勝という最高の出だしとなった。“アレ”を目指して進み始めた生まれ変わった阪神と、岡田采配から目が離せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』
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