ダイキン工業は4月6日、エアコンの試運転に適した時期を把握して計画的に取り組むことを目的に考案した「夏のエアコン試運転指数」と「夏のエアコン試運転前線」を発表した。
「夏のエアコン試運転指数」は、試運転を行うのに適した気温やタイミングを分かりやすく把握できる目安。天気予報で報じられる気温と照らし合わせることで、試運転に適した日が分かるようになっている。
基準としては、気温23〜25℃を「最適な時期」とし、21〜22℃を最適に次ぐ「適した時期」、20℃以下を「不向き」としている。また、気温が26℃を超えた場合には熱中症の心配も出てくる事から、急いで実施する事を促す。
また、例年においては夏になるとエアコンの修理や設置工事が急増する事から、実際に修理や工事ができるまでに通常以上の時間がかかり、真夏にエアコンが使えない状況になってしまう可能性もあるという。本格的に暑くなる前の4月〜6月前半を目安に、エアコン試運転指数の高い日を選び、試運転を実施する事が推奨される。
「夏のエアコン試運転前線」は、全国の各地域でエアコン試運転指数が高まると思われる予想日を表すもの。エアコン試運転指数が高く、より効果的な試運転ができると考えられる気温25℃の日が訪れる時期が事前に把握できるため、計画的な試運転の実施に役立てることができる。
予想日は、全国の各地域の過去5年間において、各年の最高気温が25℃に達した最初の日を調査し、それらを平均した日としている。各地の予想日から、今年の試運転前線は、4月上旬に那覇に上陸し、4月中旬には福岡へ、その後半月程度かけて本州を北上。5月後半には札幌に到達する見込みとのこと。(フォルサ)