○ エンゼルス 2 − 0 ナショナルズ ●
<現地時間4月11日 エンゼル・スタジアム>
エンゼルスの大谷翔平選手(28)が11日(日本時間12日)、本拠地でのナショナルズ戦に「3番・投手兼指名打者」で先発フル出場。7回1安打無失点の快投で今季2勝目を手にし、打っても先制点につながる左前打で自己最長を更新する34試合連続出塁をマークした。
本拠地では今季初登板。カリフォルニアのサーフカルチャーをイメージした限定ユニホームでマウンドに上がった。前回登板でピッチクロック違反を受け、中5日の調整期間では左足を一歩下げてから投球動作に入るフォーム修正に着手。しかし、この日はこれまでと変わらないセットポジションで投球を続けた。
初回から2イニング連続で先頭打者に四球を与えるも、後続をキッチリと退け3回まで無安打投球。4回は二死一塁で7番・エイブラムズに右翼線二塁打を許し二、三塁のピンチを招いたが、続くチャビスを遊ゴロに仕留めガッツポーズを見せた。
その裏の第2打席、無死一、二塁で左前打を放ち、昨季から続く自己最長の出塁記録を34試合に更新。エンゼルスは無死満塁で続くレンドンが右犠飛を放ち先制した。
マウンドに戻った大谷は5回表、先頭の9番・ロブレスに死球を与えるも、ここも後続をピシャリと封じ勝利投手の権利をゲット。6回以降も危なげない投球で、7回92球、1安打無失点、6奪三振6四死球の内容で降板。防御率は0.47となった。降板後も「3番・指名打者」で出場を続け、打席では4打数1安打2三振。打率は.300となった。
エンゼルスは6回裏、大谷とバッテリーを組む9番・オホッピーの4号ソロで貴重な追加点。救援陣は2点リードの8回以降、キハダ、エステベスが1イニングずつを無失点に抑え、3投手による完封リレーでチームの連敗を「2」で止めた。