○ 西武 2 − 0 ロッテ ●
<3回戦・県営大宮>
西武の今井達也投手(24)は13日、ロッテ戦で9回2安打無失点の好投を見せ自身2連勝。8回一死まで継続したノーヒットノーラン達成とはならなかったが、自身2年ぶりの完封勝利で今季2勝目を手にした。
前回登板から中8日でマウンドに上がった今井は、柘植世那捕手とのバッテリーで初回から150キロ前後のストレートとスライダーのコンビネーションを軸にロッテ打線を圧倒。3回に死球、5回から7回は四死球と味方のエラーで毎回走者を背負ったものの、落ち着いたマウンドさばきで後続を許さなかった。
2点リードの8回、先頭の6番・佐藤都志也の痛烈な打球を二塁・外崎修汰が好捕し、大記録達成への期待も高まっていたなか、続く7番・安田尚憲にカウント1−2から投じた151キロを左前へ弾き返され場内はため息。あとアウト5つのところで史上88人目の快挙達成は阻まれた。
マウンド上で一瞬表情を緩めた右腕は、すぐさま口を真一文字に結んで仕切り直し。100球を越えてマウンドに上がった9回は一死一・二塁のピンチを招きながら、最後は山口航輝を空振り三振、ポランコを一飛に打ち取りゲームセット。
9イニング・138球を投げ2安打無失点、5四死球11三振の内容で、2021年9月11日・オリックス戦(メットライフ)以来、2年ぶり3度目の完封勝利を掴んだ。