「マリークヮント(MARY QUANT)」のデザイナー マリー・クワント(Mary Quant)が逝去した。享年93。イギリス本国のブランド公式サイトでは追悼文が掲載されている。
マリー・クワントは1930年イギリス生まれ。1955年の25歳の時に夫のアレキサンダーや友人とチェルシーのキングスロードにブティック「バザー」をオープン。学生時代からミニスカートを自作するなど「ミニスカートの生みの親」としても知られ、1950年代に発表したミニスカートは世界的なブームとなり、後に「スウィンギングロンドン」と呼ばれるカルチャームーブメントを巻き起こした。若かりし頃のマリーの落書きから生まれたという黒いデイジーは、ブランドのアイコンとして今も愛されている。1966年に大英帝国勲章を受章したほか、化粧品の販売を開始し、現在も日本で製造・販売され続けている。日本への関心が深く、1972年の以降度々来日していたという。2015年に2度目の大英帝国勲章を受章。今年1月にはイギリス政府からコンパニオンズ・オブ・オーナー勲章を受け取った。日本では同月29日まで世界巡回展「マリー・クワント展」がBunkamuraザ・ミュージアムで開かれていた。
イギリス本国のブランド公式サイトに掲出された追悼文では「マリー・クワントのレガシーは、プロダクトやグローバルファッション産業への貢献を通じて生き続けるでしょう」と綴られている。
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