● アスレチックス 2 − 3 メッツ ○
<現地時間4月15日 オークランド・コロシアム>
アスレチックスの藤浪晋太郎投手(29)が15日(日本時間16日)、本拠地でのメッツに先発登板。打線の援護が乏しくデビューから3連敗となったが、7回途中3失点と好投した。
初回は二死から3番・リンドアに右翼線への二塁打を許すも、続く昨季の打点王・アロンソを空振り三振斬り。2回は3者凡退で終えるなど3回までゼロを並べた。2点リードの4回は一死からアロンソにソロ被弾。甘く入ったスライダーを左翼席へ運ばれ1点差に迫られた。
それでも、5イニングを最少失点で凌ぎメジャー初勝利の権利をゲット。6回は死球と二盗などで一死三塁のピンチを招いたが、アロンソを遊ゴロ、続くマクニールを一ゴロに仕留め1点リードを守った。
6回まで82球だったこともあり7回も続投したが、先頭の6番・キャンハに痛恨の同点被弾。2ボール1ストライク後の93.6マイル(約151キロ)直球を左翼席に運ばれた。続くボーゲルバックにはフルカウントから四球を与え降板。無死一塁でリリーフしたメイが二死から逆転となる適時二塁打を許し、藤浪の登板結果は6回0/3で92球、4安打3失点、5奪三振3四死球となった。
アスレチックスは2回に2点を先制するも、3回以降は追加点を奪えず逆転負け。敗戦投手の藤浪はデビューから3連敗となったが、メジャー挑戦後初のクオリティスタート(QS=6回以上、自責点3以下)を達成。防御率は11.37となった。