ヤクルト・吉村の初勝利はまたお預け…中断後の続投が裏目、星が痛恨満塁被弾

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2023年04月16日 17:06  ベースボールキング

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ヤクルトのドラフト1位・吉村貢司郎 (C)Kyodo News
◆ 5回終了後に雨天中断、1時間以上待たされ続投

 ヤクルトのドラフト1位・吉村貢司郎投手(25=東芝)が16日、敵地・マツダスタジアムでの広島戦に先発登板。5回まで好投するも中断再開後の6回に崩れ、プロ初勝利はまたもお預けとなった。

 1回表に味方打線が打者一巡の猛攻で一挙5得点。吉村はマウンドに上がる前に9番打者として打席に入り送りバントを決めた。大量援護を受け右腕は1回裏、一死からの連打で一、二塁のピンチを招くも、4番・マクブルームを一飛に退けるなど後続をピシャリ。2回以降は小気味の良い投球でテンポ良くアウトを重ねた。

 無失点のまま迎えた4回、無死三塁でマクブルームに右犠飛を許し1点を返されるも、続く一死二塁のピンチを凌ぎ最少失点。雨が落ちてきた5回は二死一塁で2番・上本を右飛に退けプロ初勝利の権利を得た。

 そのあと雨脚が強まり、試合は5回終了後から49分間の中断。6回表の攻撃も長引き、続投した右腕は1時間以上も待たされ6回裏のマウンドに上がった。先頭の秋山に3打席連続安打となる右前打を許すと、その後、安打と四球を与え二死満塁のピンチを作り降板。火消しを託された2番手・星が、8番・田中に痛恨のグランドスラムを浴び一気に5−5の同点に追いつかれた。

 吉村の登板結果は6回途中107球、8安打4失点、3奪三振1四球。3度目の先発でもプロ初勝利はつかめず、防御率は4.02に悪化した。

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