入社研修で「労組に関わる奴は人間のクズだ」と言われた女性　ブラック企業体験談

ブラック企業で疲弊する人の声はやまない。香川県の50代男性は、自身の職種を「営業」としているものの

「今の会社が営業、配送、企画、全部しなければならない。朝3時出勤。早くて20時帰社。遅くなれば23時過ぎです」

と大変な過重労働を強いられていることを明かす。まさかの17時間以上拘束だ。これで「年収200万円」というから、即日逃げ出してもいいレベルではないだろうか。（文：コティマム）

営業でも「女性だからと基本給を下げられる」

労働組合の組織・加入は法律で定められた働く人の権利だが、千葉県の50代女性（医療・福祉・介護／年収200万円）は、以前働いていたアパレル系企業で、入社研修のとき

「メーデーや労組に関わる奴は人間のクズだ。そんな連中とつるんだら懲戒解雇」

と言われた。入社後、周りの社員から「元社員が労組に実態暴露してもめた」と聞いたそうだ。

福島県の30代女性（営業／年収400万円）は「残業代無し。日曜日の休みは勝手に有給扱い」と、会社のブラックぶりを明かす。

「休日出勤しても出勤手当なし。歩合もなくされる。『女性だから』と基本給を下げられる」

働いても手当や歩合がない上に女性差別では、働くモチベーションが上がるはずもない。

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