名鉄百貨店が、愛知県一宮市で営業している一宮店を2024年にも閉店する方針を固めたと複数の地方新聞社が報じた。名鉄グループの事業再編の一環によるものとしているが、FASHIONSNAPの取材に対して名鉄百貨店は「現時点で正式に決定した事実はない」とコメントした。
名鉄百貨店一宮店は、名鉄百貨店と丸栄の共同出資で営業していた旧名鉄丸栄百貨店を移転して2000年11月、一宮駅前にオープン。西尾張地区唯一の百貨店として地元客を中心に利用されてきた。
報道によると、名鉄百貨店は売上の減少が続くなかでコロナ禍が追い打ちをかけ、現在の規模での営業継続は困難だとしている。閉店後は、親会社の名古屋鉄道がビルを改装するなどして、駅前の活性化につながる新たな商業施設の開発を検討しているという。
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