“金の切れ目が縁の切れ目”とはいいますが、いっそのこと縁が切れてしまったほうがラクだと思うくらいの間柄もあります。今回の相談者さんは、「義母が貸したお金“累計39万円”を返してくれない」と悩んでいます。
『義母にお金を貸しました。給料日には返済する約束で6万円貸しました。何の連絡もありません。別に33万円も貸しています。いい加減ムカつきます。たしかに若いときにはいろいろ助けてもらいました。でもそれは義父の稼ぎからであって、義母個人のお金ではないと思われます。お金を貸していることは義父に内緒にしてくれと言われています。催促の連絡をしてもいいですよね？』「若いときに助けてもらった」というのは、子どもの面倒をみてもらったり、お小遣いやプレゼントをもらったり、料理のおすそ分けをもらったりといったお金の面以外のことのようです。
『旦那は「困っているなら」と能天気です。快く貸せない私が悪者みたい』旦那さんは「母が困っているのだから貸してあげて、返せるときになったら返すだろうし催促はしないであげて」といったスタンスのようで、義母に催促をしてくれません。しかし相談者さんには「このまま返してもらえないのではないか」という不安があるようです。また、催促をしたいということは、もしかしたらお金を貸している件が家計に響いて困っていることもあるのかもしれませんね。
催促する分には何も問題なし！
義母がお金を借りた理由は、このように説明されているとのこと。
『最初の33万円は義母の妹の入院費用、今回はお金やらが入っているポーチを失くしたそうです。義父に怒られて文句を言われるのが嫌だから……という理由で内緒だそうです』相談者さんは「催促してもいいですよね？」と質問をなげかけましたが、ママたちからかえってきた多くのコメントには「催促していい」と書かれていました。
『ここで一度ハッキリ「返済してほしい、あげたつもりはない」と伝えたほうがいいよ。なあなあにしたら相談者さんからはいくらでも引き出せるってエスカレートする』
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『「義父に内緒にしてほしいなら返済してください。期日までに返済しないなら義父に言って義父から返済してもらいます」と連絡をする。メールやLINEなら必ず返信をもらい、電話なら録音しておく。もちろん旦那にも言っておく』それでも返してもらえないようなら、義母より返してもらえる可能性が高いであろうお義父さんに説明することになるでしょう。けれどお義母さんがお義父さんに内緒にしてほしいと言っていたそう。「わが家も困っているので、返済が無理ならお義父さんを通します」と念押しすれば、もしかしたら早急に用立てるか、お義母さん自身がお義父さんに相談してくれるかもしれませんね。
旦那さんに一度清算してもらえば、相談者さんのモヤモヤもすっきりするかも？
この件に関し、相談者さんは返済してもらいたいと思っているようですが、旦那さんは積極的ではありません。もしかしたら「返せるときでいいじゃない」という旦那さんのスタンスが、余計に相談者さんをハラハラさせてしまっているのかもしれませんね。そのためもし旦那さんがその考えを変えないようならば、家計からでなく旦那さん自身がお義母さんに貸せばいいのではないかといったアドバイスもありました。
『そんな感じなら旦那の小遣いから貸し借りしてもらったらどうかな？ 気にならなくなるよ。貸したお金が家計から出ているなら、一旦旦那に清算してもらいなよ。今後義母とのお金のやりとりは旦那がすればいい』
『息子である旦那さんに催促させなよ。「義母が返してくれないならあなたの小遣いから家計に戻してね、それもできないならもう義父に話します」でいいんじゃない？ お金が返ってきてもこなくても、一騒動あった方が義両親と疎遠にできる』ただ相談者さんは、「自身は専業主婦で、旦那の稼ぎから義母に貸しているわけだから、強くは言えない」とも話しています。
『わが家の家計は旦那の稼ぎのみで、私も働いて家計に入れているわけでは今はないので、お金の貸し借りは私が言える立場じゃないのかなぁとも思うんですが、一般的にどうなんでしょうか？ なんだか私が心が狭くてケチなのかな？』
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もしも義母が返せないというのなら、旦那さんのお小遣いなどから出してもらうのはどうでしょう。そうすれば相談者さんの「返済してほしい」という気持ちも、旦那さんの「催促したくない」気持ちも晴れるのではないでしょうか。
後編へ続く。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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