巨人、リリーフ陣が踏ん張れず　真中氏「制球力の苦しさなのかな」

● 巨人　4 − 9　広島 ○
＜7回戦・東京ドーム＞

　巨人は“魔の8回”を無失点に抑えたが、リリーフ陣は7回、9回、10回で失点し、広島に4−9で敗れた。

　6回を1失点に抑えた先発・横川凱の後を受けて、2−1の7回に登板した直江大輔は先頭の上本崇司に四球を与えると、続く大瀬良大地に送られ、菊池涼介に四球を与えたところで巨人ベンチは、大江竜聖にスイッチ。その大江は代打・野間峻祥に犠飛を打たれ同点に追いつかれた。

　2−2の8回に登板した高梨雄平が無失点に抑え、その裏、岡本和真の適時打で勝ち越したが、9回に守護神・大勢が松山竜平に適時打を打たれ同点に追いつかれる。試合は9回で決着がつかず延長戦へ。

　10回は菊地大稀がマウンドに上がり、先頭の秋山翔吾を空振り三振に仕留めたが、続くマクブルームに四球を与えると、西川龍馬、坂倉将吾の連打で勝ち越しを許す。さらに矢野雅哉に押し出し四球で失点すると、代わったロペスが菊池涼介に満塁本塁打を浴び6失点。

　12日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−広島』で解説を務めた真中満氏は「全体的にジャイアンツ投手陣の制球力の苦しさなのかなとしてしまいますね」と指摘し、「勝ちに徹しているわけですから、育てている意識はないと思うんですよ。現状で良いピッチャーのところで起用しているはずなんですけど、結果が伴わない投手が多い。現状では大変ですよ」と自身の見解を述べた。

（ニッポン放送ショウアップナイター）